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2007年2月

3.新春恒例の出初式

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新春恒例の出初式 全国各地で実施
 全国各地域で、新春を飾る恒例の消防出初式が実施されました。

<消防出初式の起源>
 新年を迎えると、各地の消防本部においては、毎年恒例となっている消防出初式の起源は、遠く万 治2年(1659年)にさかのぼります。
 明暦3年(1657年)の大火を契機として万治2年1月4日、時の老中稲葉伊予守正則が、定火消総 勢4隊を率いて、上野東照宮前で出初を行って気勢を挙げたことが、当時、焦土の中にあって苦しい 復興作業にややもすれば絶望的な状態にあった江戸市民に、大きな希望と信頼をあたえました。
 このことが契機となり、定火消の「出初」は、毎年1月4日、上野東照宮前で行われることとな り、次第に儀式化され、恒例行事となって今日の出初式に受け継がれています。(東京消防庁HPよ り)

 東京消防庁では、1月6日(土)午前9時50分より平成19年消防出初式を東京ビックサイト会場に おいて盛大に実施しました。
 当日は雨のなか、消防団員や災害時支援ボランティアなどが安全な未来を目指し、陸・海・空一体 となって災害に挑む勇姿を披露しました。
 開式の後、東京少年消防団による祝賀パレード、音楽隊・カラーガーズ隊によるドリル演技、消防 機械部隊分列行進、江戸消防記念会による伝統の木遣り行進・はしご乗り演技などが行われました。
消防演技・一斉放水・はしご隊演技が行われると、大きな歓声が上がっていました。
 屋内ステージでは、元日本ハム球団監督・大沢啓二氏、俳優・田中邦衛氏、NHKキャスターで、 現在、「語り」の達人として著名な平野啓子氏らによる挨拶、ミュージカル「稲ムラの火」(公演: ふるさときゃらばん)、東京消防庁音楽隊・カラーガーズ隊による新春コンサートなどが行われまし た。
 消防車両の乗車体験、起震車による地震体験、ハイパーレスキュー隊の紹介も好評のうちに閉式と なりました。

式次第
○ 開式宣言
○ 国旗掲揚
○ 消防総監訓示
○ 東京都知事告辞
○ 来賓祝辞
○ 東京消防歌斉唱及び部隊検閲
○ 表彰
○ 消防少年団祝賀パレード
○ 音楽隊・カラーガーズ隊ドリル演技
○ 徒列部隊分列行進
○ 機械部隊分列行進
○ 江戸消防記念会木遣行進並びにはしご乗り
○ 消防演技
○ はしご隊演技並びに一斉放水演技
○ 国旗降納
○ 閉式宣言

パンフレット(PDF)


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 平成19年さいたま市消防出初式が、1月7日(日)午前10 時より南区の浦和競馬場で行われました。
 さいたま市消防局の職員・団員、少年消防団員ら約1,500 人、特殊災害対応車やはしご車など消防車両52台が出動し、 相川宗一市長らの視閲を受けました。
 相川市長は「年々、複雑化、大規模化する災害形態に対処 し、消防に課せられた使命と責務の重要性に鑑み、信頼にこ たえられるようさらなる努力、精進を切望します」と激励し ました。
 消防訓練の後、浦和木遣保存会による市無形文化財の「木遣歌」に合わせ、浦和・大宮・与野鳶組 合が「はしご上り」を披露し、「八双」や「背亀」などの技が決まるたび、会場からは大きな拍手が 起こりました。
 また、市の伝統文化体験プログラム支援事業(文部科学省認定)「木遣教室」を受講した、子ども たち18人も歌い手として参加し、参加者の1人は「昔の歌詞は難しいけれど、大きな声で上手に歌え たと思う。長い歌でも声が枯れずに歌えた昔の人はすごいし、(浦和木遣保存会の)先生たちみたい に格好よく歌えるようになりたい」と話していました。
 最後に、消防車両及びはしご車による一斉放水、国旗 ・市旗降納が行われ、閉式となりました。


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 川崎市臨港地区消防出初式が1月9日(火)午前10時より川 崎区東扇島外貿地区4号岸壁にて開催されました。
 当日はやや強い風の吹くなか、開式の挨拶、国旗掲揚、表 彰、祝辞の後、消防部隊の観閲を行い、古式消防記念会がは しご・纏を使った古式豊かな演技を披露すると、見学の市民 からは大きな歓声が起こりました。
 続いて、規律ある消防部隊による分列行進、カラーガード 隊による華麗な演技、消防団小型動力ポンプによるポンプ操 法と家庭婦人消防隊によるポンプ操法の演技が披露されまし た。最後に、消防艇や高規格消防車などから一斉放水が行われ、盛況の裡に閉式となりました。

式次第(PDF)


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埼玉県 埼玉県婦人防火クラブ連絡協議会・坂戸地区婦人防火クラブ
会長 新井 明子

 坂戸地区婦人防火クラブは、平成19年1月7日に坂戸市千代田、千代田公園で開催された平成19年 坂戸・鶴ヶ島消防組合消防出初め式に参加させていただきました。
 今回の出初め式では、燃えにくい繊維で作られた防炎エプロンをクラブ員が着用し、見学に来られ た住民の皆様に甘酒のサービスを行いました。多くの住民の方が見学に来られ大盛況の裡に終了する ことができました。
 これからも積極的に行事に参加し、少しでも防火思想の向上に役立てればと思っております。


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 所沢市消防出初式が、去る1月7日(日)所沢市の航空記念公園において開催されました。
 この出初式は、1年の市民の安全と安心できる生活を確保するとともに消防職員・団員の士気を鼓 舞するため毎年1月7日に実施されている伝統行事です。
 今年も好天に恵まれ、多くの市民のご見学をいただくなかで開催され、最初に所沢市長による参加 機関の観閲が行われ、続いての徒列分列行進では、幼年消防クラブの泉町保育園、双実保育園のかわ いい鼓笛隊が登場し、見学の市民からは多くの拍手が送られました。
 また、三連梯子の伸梯訓練及びインパルス消火銃(圧縮空気を利用し水を微細な粒子として高速度 で発射する消火器具)の実射が行われた救助演技、ポンプ車・はしご車・救急車など、所沢消防が誇 る消防車両による車両分列行進、所沢鳶組合による古式ゆかしいはしご乗りなども披露されました。
 南関東直下型地震を想定した消防活動訓練では、高層ビル火災を想定して防災ヘリも参加し、最後 に、消防車両10台及びはしご車による一斉放水が盛大に披露されました。


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愛知県 知多中部広域事務組合消防本部

 知多中部広域事務組合消防本部は、愛知県知多半島のほぼ中央に位置する半田市、阿久比町、武豊 町、東浦町の1市3町を管轄する消防本部です。
 当消防本部が管轄している半田市において、平成19年1月7日日曜日に半田消防出初式が開催さ れ、その中で毎年幼年・少年消防クラブ員におけるアトラクションを実施し、参加者及び来賓者に対 して広く火災予防を訴えています。
 この出初式に参加しました長根幼稚園幼年消防クラブにおいては、クラブ員108名により鼓笛演奏 及びはしご乗りを披露し、少年消防クラブにおいては市内各小学校クラブ員代表者65名が参加し て、参加人員報告から始まり、市長観閲、分列行進及びアトラクション(初期消火訓練)を実施しま した。
 また、アトラクション(初期消火訓練)では、半田市立雁宿小学校少年消防クラブ員の代表者45 名により、各種消火器具を使用して燃焼皿で焚いた火を消火する初期消火訓練を実施しました。
 これらのアトラクションは、幼年・少年消防クラブ員に対して、消防についての関心を深めさせ、 実践活動を通して幼少年期から火災予防の知識と技術を培い、防火意識の高揚を図るとともに、参加 者及び来賓者に対して火災予防を訴えることを目的として毎年実施しています。
 なお、各アトラクションについての詳細は下記のとおりです。

1 長根幼稚園幼年消防クラブ員の参加
(1)参加クラブ員 
  108名
(2)実施内容
  ア 鼓笛演奏及びはしご乗り    (ア)演奏曲名 「火の用心の歌」「宇宙戦艦ヤマト」「Departure」以上 3曲を演奏
   (イ)はしご乗り クラブ員5名が実施

2 少年消防クラブ員の参加
(1)市内クラブ員
  65名
(2)参加内容
  ア 市長観閲参列
  イ 分列行進
  ウ アトラクション(初期消火訓練)の実施
   (ア) 参加クラブ員
      半田市立雁宿小学校少年消防クラブ員45名
   (イ)訓練概要
      実際に火を燃焼皿で焚き、各種消火器具を使用して初期消火訓練を実施
   (ウ)訓練実施内容
      a 三角バケツ消火
      b ジェットシューター消火
      c 水消火器消火
      d 粉末消火器消火
      e 「火の用心」の旗及び横幕を使用しての火災予防協力PR


ジェットシューター消火

観閲

三角バケツ消火

水消火器消火

粉末消火器消火

幼年はしご乗り

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大阪府 守口市門真市消防組合消防本部

 守口市門真市消防組合・守口市消防団・門真市消防団では、3機関合同の消防出初式を実施しまし た。(3機関合同として9回目)
 河川敷ではみぞれ交じりの雪の中、見学に集まった市民を前に、守口市門真市消防組合消防音楽隊 の演奏で消防職員・団員の式典が行われました。


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