婦⼈防⽕クラブ員救急講習会を終えて上級救命講習会の実施
昨年、「婦⼈防⽕クラブ員救急講習会」モデル地域に指定していただき、9⽉7⽇、8⽇、10⽇の3⽇間に渡り、開催実施致しました。延べ⼈数107名の⽅々に講習を受けていただきました。講習を受けている様は、応急⼿当の必要 性を⾃覚し、不安と緊張の中に、笑いも有りましたが皆真剣に取り組んでいました。


3時間という短い時間の中で⼼肺蘇⽣法の技術を習得し、皆は誇らしげに救命講習修了証をいただいておりました。
講習会終了後、ほとんどの⼈がもう⼀度やってみたい、やりたいとの盛り上げがあり、さらにはもっと上級を目指したいという熱意と意欲に満ち溢れており⼤盛会に終了することが出来ました。

これらの熱意と意欲を受けて、今年7⽉に37名の⽅々に上級救命講習会を開催受講していただきました。さらには12⽉5⽇、6⽇、7⽇に応急⼿当普及員講習会を開催し15名の⽅が受講する予定になっております。このように防⽕クラブの活動そのものにも活⼒が芽⽣え、各クラブとも活発な活動ができるようになり、連合会運営に貢献していただいております。
これからもモデル地域として、普通救命講習を受講したクラブ員をはじめ地域に根ざした普及活動を展開してゆく決意であり、寄贈いただきました⼼肺蘇⽣⼈体モデル等を我が防⽕クラブの財産とし、普及員の⽅々が各地域に応急⼿当の重要性を説き、普及を図り救命率向上に貢献していくものと確信しております。
⼥性防⽕クラブ員普通救命講習開催
豊橋市消防本部

豊橋市⼥性防⽕クラブ連絡協議会は、平成15年10⽉5⽇、11⽉26⽇の2回、⼥性防⽕クラブ員を対象に普通救命講習を開催しました。
この講習会は、⼥性防⽕クラブ員の総合的な災害対応⼒の向上を目的に毎年実施しているもので、本年度(財)⽇本防⽕協会から『平成15年度「婦⼈防⽕クラブ員救急講習会」モデル地区』の指定を受けて実施しました。
10⽉5⽇豊橋市賀茂校区市⺠館で開催した賀茂校区、⻄郷校区⼥性防⽕クラブ合同の講習会には58名、また、11⽉26⽇豊橋市⽯巻校区市⺠館で開催した⽯巻校区⼥性防⽕クラブ講習会には44名のクラブ員がそれぞれ参加しました。
11⽉26⽇実施の⽯巻校区⼥性防⽕クラブは本年4⽉に結成されたばかりのクラブであり、校区総代会⻑からは「⼥性防⽕クラブを⾃主防災組織の中の重要なポジションに位置付けています。今⽇⾝につけた知識・技術を⽣かし、⼤災害発⽣時には校区市⺠のために⼤いにご尽⼒いただくよう期待しています。」と激励があり、受講者は皆それぞれに課せられた⽴場を再認識し、⾝の引き締まる思いで講習会に臨みました。
また講習会には(財)救急振興財団及び⽇本防⽕協会からそれぞれ視察に⾒えられ、⽇本防⽕協会からは「この講習会を出発点に、今後は普通救命講習再講習や上級救命講習を受講し、応急⼿当技術の向上に努めていただき、更には応急⼿当普及員の資格を取得し、⼥性防⽕クラブ⾃らが応急⼿当の普及活動を展開し、救命率の向上を図っていただきたい」とのご指導がありました。
講習会終了後に実施したアンケートでは、「参加して良かった」との意⾒が多数あった⼀⽅、「⼼肺蘇⽣法に若⼲不安がある」との意⾒も約半数ありました。しかし、その多くが「マスターできるまで参加したい」という意欲を⽰していました。
2回の講習を通し、⼥性防⽕クラブ員に対する救命講習の必要性を再認識し、また、再講習、上級救命講習のあり⽅などの課題も⾒いだすことができ、⼤変有意義な講習会となりました。


なお、この講習会以後3校区の⼥性防⽕クラブから普通救命講習開催の申し出があり、実施することが決定しました。モデル地区指定に伴う普通救命講習を実施したことにより、未受講の⼥性防⽕クラブ員にも応急⼿当の必要性が認識され始め、これはモデル地区に指定されたことによる効果であると思慮されます。
普通応急⼿当講習会の実施

三富村は、⼭梨県の北東部に位置した⾃然豊かな⼭村で、秩⽗・多摩・甲斐国定公園内には観光で有名な⻄沢渓⾕があります。平成10年4⽉、村⺠の⻑年の懸案であった雁坂トンネルが開通し、国道140号により埼⽟県 と接続され、村の産業である農業、林業、観光が活性化されました。
三富村婦⼈消防隊は昭和22年1⽉に結成されて以来57年が経過し、現在は隊員数327名で活動を⾏っております。時代の流れと共に村内も⾼齢化が進み、また消防団員は近隣の他市町に通勤する者が増加していることから、⽕災を出さない地域作りを目標に隊員が⼀丸となって予防消防に⽇夜努⼒しています。
また、病気やケガの治療には診療所しかないことから、救急⾞が到着するまでの間の応急⼿当に対し、若い隊員は特に関⼼を持っていました。
今回、(財)⽇本防⽕協会の婦⼈防⽕クラブ員救急講習会事業のモデル地域に選定され、資機材等の助成をいただき、平成15年11⽉6⽇〜11⽉27⽇まで4回に分けて、普通救命講習を100名の隊員が午後7時から10時までの3時間 熱⼼に受講いたしました。


特に、11⽉13⽇(⽊)には、⽇本防⽕協会から梅次総務部⻑、救急振興財団からは⼤規企画調査課⻑また本県⼥性防⽕クラブ連絡協議会からは中澤会⻑のご出席をいただくなかで、普通救命講習会が開催できましたことは、隊員の応急⼿当技術の向上と合わせて⾝に余る光栄と深く感謝しております。
今後も三富村婦⼈消防隊は、⼥性として⾝近なところから消防団員と協⼒し活動していきたいと思います。