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2004年1月

3.新春恒例の出初式

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新春恒例の出初式 全国各地で実施

全国各地域で、新春を飾る恒例の消防出初式が実施されました。

東京消防庁では、1⽉6⽇(⽕)午前9時55分より2004年消防出初式を東京ビックサイト会場において盛⼤に実施されました。

消防団員や災害時⽀援ボランティアなどが安全な未来を目指し、陸・海・空⼀体となって災害に挑む勇姿を披露しました。

式の後、東京少年消防団による祝賀パレード、中・⾼校⽣によるドリル演技、分列⾏進、恒例の⽊遣り⾏進・はしご乗り演技などが⾏われました。消防演技・⼀⻫放⽔・はしご隊演技が⾏われると、⼤きな歓声が上がっていました。

ポンプ⾞・はしご⾞への乗⾞体験、消防ヘリコプターの展⽰も好評のうちに閉式となりました。写真は、その出初式の様⼦です。



【コラム】
<消防出初式の起源>

新年を迎えると、各地の消防本部においては、毎年恒例となっている消防出初式の起源は、遠く万治2年(1659年)にさかのぼります。

明暦3年(1657年)の⼤⽕を契機として万治2年1⽉4⽇、時の⽼中稲葉伊予守正則が、定⽕消総勢4隊を率いて、上野東照宮前で出初を⾏って気勢を挙げたことが、当時、焦⼟の中にあって苦しい復興作業にややもすれば絶望的な状態にあった江⼾市⺠に、⼤きな希望と信頼をあたえました。

このことが契機となり、定⽕消の「出初」は、毎年1⽉4⽇、上野東照宮前で⾏われることとなり、次第に儀式化され、恒例⾏事となって今⽇の出初式に受け継がれています。(東京消防庁H・Pより)



さいたま市消防出初式は1⽉11⽇(⽇)10時より浦和競⾺場内で⾏われました。消防職団員及び⺠間防⽕組織等多数の⼈達が参加しました。

北風の強く吹く中、恒例の⽊遣流し・はしご乗りで始まり、競⾺場2階スタンドを⾼屋建物に⾒⽴てて、地震により建物が崩壊し、建物内に多数の逃げ遅れた⼈がいるとの想定で埼⽟県防災航空隊と救助隊・梯⼦隊が連携し、⾼所からの救出訓練、また分団⾞両及び航空ヘリからの⼀⻫放⽔が⾏われました。

写真は、その出初式の様⼦です。


松⼾消防50周年記念の年にあたる今年の松⼾市消防出初式は、平成16年1⽉7⽇に消防訓練センターで⾏われました。

松⼾市には、幼少年助成防⽕委員会があり、幼年消防クラブ8団体、少年消防クラブ1団体、⼥性防⽕クラブ13団体で構成されています。各クラブでは、さまざまなイベント等に積極的に参加し地域住⺠と⼀体となった活動を通じ、防⽕防災意識の⾼揚を図っています。活動の中でも多くの市⺠に⼀番アピールできるのは出初式です。

今年の消防出初式では、幼少年⼥性防⽕委員会からは、⼥性防⽕クラブ12団体103名の⾏進参加と幼年消防クラブ員135名のドリル演技が披露されました。

なかでも、⼀番市⺠に喜ばれたのがドリル演技です。今年は、⼤勝院幼稚園幼年消防クラブが出演しました。クラブ員みんなで⼒を合わせて元気いっぱいにがんばりました。

演奏した曲は、「ジッパ・ディ・ドゥー・ダー」「ミッキーマウスマーチ」「イッツ・ア・スモールワールド」「星に願いを」の4曲です。年中組の時から基本動作や太⿎のリズム打ち等練習の成果で、⾃信に満ちた⼦供達の顔が印象的で、かわいらしい中にも堂々とした演技に、会場に来ていた⼈達からは、盛⼤な拍⼿と歓声が送られました。

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