HOME  > 防火ネットニュース11月号  > 5.地方からの便り

2004年11月

5.地方からの便り

目次 次頁次頁
救急フェア2004in服部緑地を開催

⼤阪府 豊中市消防本部

豊中市北消防署においては、「救急の⽇」及び「救急医療週間」⾏事の⼀環として、平成16年9⽉5⽇に服部緑地 ⻄中央広場において、「救急フェア2004in服部緑地」を開催しました。

⾼齢化及び社会環境の変化に伴い、救急需要は当市においても年々増加傾向にあり、多くの市⺠の⽅に正しい応急⼿当の⽅法を学んでいただくとともに、救急活動に対する市⺠の⼀層の理解と認識を深めていただくことを目的として会場では、⼼肺蘇⽣法体験コーナー、救急⾞ペーパークラフトコーナー、救急⾞ラジコンコーナー、救急資器材展⽰など多数のコーナーを開設しました。

⼤変厳しい残暑の中、応急⼿当の重要性等を市⺠に広くアピールし、千⼈を超す来場者で会場は⼤変な盛況でありました。


このページの上に戻る
⼭⿅⿅本広域第9回消防フェスティバル
熊本県 ⼭⿅⿅本広域⾏政事務組合消防本部

9⽉25⽇(⼟)、第9回消防フェスティバルが⼭⿅市カルチャースポーツセンターにおいて開催されました。

家庭や職場など、地域の中でも防⽕への意識を⾼めてもらおうと始められた催しで、⼭⿅⿅本幼少年婦⼈防⽕委員会の主催で⾏われました。

地域の保育園児や婦⼈防⽕クラブなどが参加して毎年開かれています。フェスティバルを通じてそれぞれのクラブが交流することにより、防⽕意識が年々とたかまっています。

午前10時に始まった式典では、かおう保育園幼年消防クラブなど4団体を地域の優良クラブとして表彰しました。続いて、保育園児や幼稚園児によるステージ発表があり、豊⽥保育園幼年消防クラブによる規律訓練・はしご乗りなど、7団体が演技を披露しました。「⽕遊びはしません」「たばこのポイ捨てはやめよう」といったメッセージが目⽴ちました。屋外では、はしご⾞試乗や綱渡り体験、初期消⽕訓練、応急処置体験など、7つのコーナーを巡るスタンプラリーが⾏われ、⼈気を集めていました。

消防隊と県防災ヘリ「ひばり」も参加した訓練もあり、地域住⺠は消防活動について理解を深めていました。

今後、空気が乾燥して⽕災に⼀段と注意が必要なシーズンを迎えるにあたり、⼤事なのは⼀⼈ひとりの防⽕への⼼がけです。今回のフェスティバルが参加者にとって有意義になったと思われます。

このページの上に戻る
「ファイア・パーク・イン・バクロウ」を開催

富⼭県 ⾼岡市消防本部

9⽉3⽇(⾦)、⻑かった夏休みも終わり、プールや課外授業で真っ⿊に⽇焼けした児童の顔がそろった⾼岡市⽴博労⼩学校において「ファイア・パーク・イン・バクロウ」が開催され、少年消防クラブ員、保護者、地元消防団員等、約600名が集まりました。

「ファイア・パーク」は、⽕や煙の怖さ、消⽕⽅法等、⽕災予防に関する知識を、少年消防クラブ員と保護者がいっしょになって体験し、学んでもらおうと実施しています。

⼥性消防団体が、家庭における「うっかり⽕災」についてユーモアたっぷりの寸劇を披露すると、クラブ員だけでなく保護者からも笑いがもれていました。

消防署員がてんぷら油が発⽕し⽕災になるまでの過程を再現し、⾝近にあるタオルやシーツを使った消⽕⽅法について説明しました。

特に、発⽕した天ぷら油に⽔を⼊れて⼤きな炎が上がると、驚いて「わー」と悲鳴をあげる⼦もいましたが、「天ぷらを揚げるときは、その場を離れないことがなによりも⼤切」という署員の説明に、真剣な表情でうなづいていました。

各体験を通しクラブ員や保護者からは、「⽕は怖いもの、でも⼤切なもの。正しく⽕を使うことが⼤切。」との声が聞かれました。

今回学んだ⽕災予防の知識を、それぞれが家庭に持ち帰り、家族に伝えることによって。「住宅防⽕」の輪がさらに広がることを願っています。

このページの上に戻る
江⻄地区防災フェスティバル 「防災はみんなで奏でるシンフォニー」

静岡県 浜松市消防本部

[ 多くの住⺠が、楽しく真剣に防災活動に参加できるように ]


「防災はみんなで奏でるシンフォニー」。このみんなの⼼に響いてくるような素敵なメッセージとともに、特に⾳楽を通して、たくさんの地域住⺠の参加と、実践的な防災意識を⾼めてもらえる場づくりを目指したのが、静岡県浜松市内の江⻄地区で、10町会から成っています。会場は、地域の防災拠点でもある浅間⼩学校で、浜松駅から徒歩15分ほどの住宅街の中にありました。

10⽉17⽇(⽇)、抜けるような秋の⻘空のもと、その浅間⼩学校では朝早くから浅間婦⼈防災クラブ員をはじめとした地域住⺠らが準備に奔⾛。そして、幼稚園の⿎笛隊、⼩学校の⾦管バンド、そして浜松市消防⾳楽隊の演奏・マーチングパレードと、ほほえましく、またすばらしいメロディが奏でられる中、たくさんの地域住⺠が連携しあい、特に⼩さいお⼦さんをもつたくさんの親⼦さんが、楽しみながら、しかも真剣に防災訓練に参加しました。

この防災フェスティバルの主催は、江⻄地区⾃治連合会・浜松市消防12分団・浅間婦⼈防災クラブですが、特に今回の防災フェスティバルの意欲的な企画の⽴案・実施にあたっては、さまざまなアイディアを出したり、地域内外のネットワークを活⽤するなど、今年結成25周年を迎えた浅間婦⼈防災クラブが、⼤きな役割を果たしています。

[ 全体の流れ ]


防災フェスティバルは、浅間⼩学校の校庭および体育館を利⽤して⾏われました。校庭の中⼼で幼稚園の⿎笛隊・⼩学校の⾦管バンド・消防⾳楽隊が演奏。それを囲むようにスモークハウスやちびっ⼦レンジャーなどの体験コーナーが設営され、体育館前に置かれたさ起振⾞を経て、体育館での展⽰・応急救護訓練などに参加できる流れとなっていました。演奏を聴きつつできるだけ全てに参加できるよう、会場と全体の配置が、うまく考慮されていました。


時間校庭体育館
会場設営・非常⾷の炊き出し準備会場設営
9:00開会式
朝⽥幼稚園⿎笛隊+那覇市婦⼈防⽕クラブの踊り福井豪⾬災害に関する展⽰(被害・救援活動の様⼦、新聞記事など)防災⽤品展⽰
10:00浅間⼩学校⾦管バンド消防⾞の乗⾞体験スモークハウス体験バルーン(風船)チビッ⼦レンジャー起震⾞体験
10:30腹話術
11:00消防⾳楽隊(演奏・マーチングバンド) 応急救護訓練少年消防クラブ員作製の防災ポスター展⽰
12:00閉会式非常⾷の試⾷(カレー1000⾷)


[ 会場の様⼦から ]
<防災はみんなで奏でるシンフォニー︕>


メイン会場では、⼦ども達による演奏がつぎつぎと⾏われました。

幼年消防クラブ員でもある浅⽥幼稚園の園児からは、ボンボンによる「僕らはみんな⽣きている」の元気なダンス、⿎笛隊による「歩こう」などの演奏が元気に⾏われ、そして最後に、⽵を太⿎にしての演奏「ハイサイおじさん」では、那覇市婦⼈防⽕クラブ員6⼈も⼀緒に沖縄の踊りを披露。がんばる園児達に、住⺠、そして若い親御さんたちの熱い視線と拍⼿が送られました。

次に浅間⼩学校の⾦管バンドが、「オブラディ・オブラダ」などのさわやかな曲を、⾏進しながら⾒事に演奏しきりました。

この間にも、スモークハウス・起震⾞などがうごき、⼀般の参加者だけでなく、演奏を終了した⼦どもと親・先⽣などが、つぎつぎと体験をしています。

そして防災のシンフォニーも、いよいよ浜松市消防⾳楽隊による演奏とマーチングです。今回は、浅間婦⼈防災クラブ結成25周年を記念しての、特別出演です。昨年、第5回全国消防⾳楽隊フェスティバルが浜松市で開催されたことから、浜松市消防⾳楽隊では、それまで取り組んでいなかったマーチングにもはじめて挑戦し、⼒をつけ始めているところです。

まず最初に、デキシーランドジャズや「東京ブギウギ」「アンフォゲッタブル」、そして14の演歌が組み合わされたメドレー「ド演歌エクスプレス」で盛り上がって、前半の演奏が終了。その後休憩を挟んで、今度は校庭⼀杯につかったマーチングが披露されました。⽇本の四季を表現した美しい⾳⾊とともに、切れの鋭い⾳楽隊の隊列組み換え・⾏進、鮮やかな旗使いが展開され、⼤きな拍⼿が送られました。

演奏の合間には、20代の若い隊員から丁寧に曲目の紹介が⾏われ、またその隊員⾃らの出動体験から、冬の時期の⽕災の恐ろしさについて述べつつ、⽕の元の注意、放⽕対策、⼦どもに⽕の怖さを教えることがいかに⼤切であるかが参加者に伝えられました。「ほんの⼩さな注意が未然に⽕災を防ぐ。これは消防よりも⼤きな⼒といえるのです」。熱⼼に演奏に聞き⼊っていた参加者ですから、このような場での防災啓発には、⼤きな効果があったことでしょう。

<ちびっ⼦も親御さんも先⽣も、防災訓練体験に⼀緒に挑戦︕>


会場では、スモークハウスや、チビッ⼦レンジャーなど、いくつかの体験コーナーが設置され、演奏を終えた⼦どもと親御さん、先⽣などが、順々に体験して回りました。各コーナーの回り⽅は⾃由でしたが、以下、多くの⼦ども達がまわった順序で様⼦をご紹介します。

まず浅⽥幼稚園の園児らは、特にスモークハウスを先⽣と⼀緒に体験︕煙るテントの中を、3・4⼈⼀組で通り抜けたのですが、中で右左へと少々迷ったチームもたくさんあり、園児達にとっては、⼤変実践的な体験となったようです。

スモークハウスの次は、地域のお⽗さん達(⼦供会と⾃主防災会・消防団員をかねているひとも)によるバルーンコーナー。細⻑い風船を膨らませたら、それが器⽤にひねられていくと、つぎつぎと剣や動物になっていきます。⼦ども達は目を輝かせながらその様⼦を⾒て、喜んで出来上がったバルーンを受け取っていました。

そのあと、校庭の真ん中におかれた消防⾞の乗⾞体験。消防の帽⼦をかぶって、運転席に座ったり、後部に乗り込んだりして、消防⼠の仕事に触れます。

次は、チビッ⼦レンジャーです。数メートルにわたって張られたロープに、体に巻きつけたロープを⾦具でつなぎながら、⾃分の腕の⼒でロープをわたるものです。男の⼦も⼥の⼦も、しっかりした表情で⼒強く渡りきっていました。

起震⾞では、親⼦で体験する姿が目⽴ちました。

⼗勝沖地震、阪神・淡路⼤震災など、実際の⼤規模地震の揺れを体験し、みなさんその怖さをあらためて認識していました。

<体育館では展⽰・そして楽しい腹話術も︕>


体育館でも展⽰を中⼼に⼯夫が凝らされています。まず⼊り⼝を⼊ってすぐに、福井豪⾬災害の被災地の様⼦を撮った写真と、新聞記事が⼤きく貼り出され、災害の恐ろしさについて認識を改めてもらえるように⼯夫されていました。また、同時に、少年消防クラブのメンバーが書いた防災啓発ポスターもあわせて展⽰されています。

その横では、災害時の非常持ち出し品、家庭での備蓄品を展⽰。

さらにその横では、婦⼈防災クラブ員の指導による、応急救護訓練について知るコーナーも設けられ、参加者は熱⼼に取り組みました。

また、10︓30からは、消防署員による腹話術が⾏われ、おじさんと⼈形達の軽快な会話に多くの⼦ども達・⼤⼈たちが、笑いあいながら楽しみ、そして⽕災の予防、地域防災の⼤切さについて学びました。

<閉会式、そして非常⾷の試⾷>


閉会式では、地域の防災の担い⼿である、浜松市消防12分団、浅間婦⼈防災クラブ、江⻄地区⾃主防災隊、幼年・少年消防クラブなどのメンバー⼀同がそろって今⽇の活動を振り返り、さらなる防災への取り組みの決意を⾏うとともに、世代を超えた地域の絆の⼤切さを再認識されたのではないでしょうか。

なお閉会式の後すぐに、非常⾷の試⾷として、アルファ⽶を使ったカレーが配られました。朝から仕込みじっくり⼆時間以上煮込まれたカレーはとてもおいしく、体を動かしたあともあってか、⼦どもも⼤⼈もつぎつぎとおかわりをして、楽しいひと時を過ごしました。

[ 防災フェスティバルを終えて ](会場の声)


⾃治会⻑さんのお話によると、この地区は⼈⼝6,000⼈強で、毎年12⽉には総合防災訓練を⾏っており、今回のような、交流を主目的とした訓練は⼆年に⼀度ぐらいの開催であるとのことです。さらに⾃治会⻑さんのお住まいの地区では、毎⽉防災訓練を⾏っているなど、全体的に防災意識の⾼い地区であることがわかります。

また消防団員の⽅のお話によると、この江⻄地区ではここ数年、少年消防クラブ員(江⻄地区BFC、浅間⼩・南⼩あわせて13名)が広報活動に参加しだしたことで、⽕災の発⽣率が⼤きく下がっているということです。

沖縄県・那覇市婦⼈防災クラブの代表は、「今⽇はとてもたくさんのことを学びました。地域を守るという意気込みもすごいと感じています。この体験を持ちかえって、⽣かしていきたいとおもいます」と感想を述べていました。

本当に多くの若い親御さんも参加していましたので、お⼦さんを連れて参加されたというお⺟さん達からも感想をいただきました。お⼦さん達はみな本当に楽しくこの防災フェスティバルに参加しましたとの感想。また「昨年は主⼈が参加して、応急救護訓練を受けるなどしました。ことしはわたしと⼦どもが参加したわけですが、このようないざという時の⼼構えやちょっとした技術がわかるという場は、とても⼤切ですね」といった意⾒もありました。

このようなことからも、定期的にこのような防災活動を通じた場作りをおこなうことがとても有効であることがわかります。そして地域の⼦ども達に、地域の⼤⼈達が⾃ら命の⼤切さ、助け合うことの⼤切さを伝え、そしてそれを実践するために訓練やイベントづくりに⾃ら汗を流している姿を⾒せることは、⼈への信頼関係や思いやりにもとづいた、本当の⽣きる⼒をはぐくむことへとつながっていると感じました。

このページの上に戻る
平成16年度 熊取町防⽕標語 「⽕のそばに 必ず置こう 消す⼼」に決定︕
⼤阪府 熊取町消防本部

熊取町消防本部では、平成16年秋の全国⽕災予防運動の⾏事の⼀環として、熊取町内の中学校⽣徒を対象に防⽕標語を募集し、10⽉7⽇(⽊)上垣町⻑をはじめとする審査員7名による厳正なる審査の結果、熊取町⽴熊取北中学校1年・寺村友樹さんの作品「⽕のそばに 必ず置こう 消す⼼」が平成16年度熊取町防⽕標語の特選に決定しました。

今回の審査会で⼊選した防⽕標語12作品は、熊取町内の公共施設や中学校、JR熊取駅などに展⽰し住⺠への防⽕PRに活⽤されます。

このページの上に戻る
防災フェアの開催

愛知県 幡⾖郡消防組合消防本部

平成16年9⽉26⽇(サバイバルキャンプは25⽇午後3時から)に防災フェアが開催されました。

フェアは、連合を構成する1市3町の⾏政職、消防職、婦⼈消防クラブを始めとする地域のボランティア団体、そして住⺠全員が⼀丸となって地域防災に取り組むことを誓い合い、避難所⽣活や初期消⽕などを通じて、応急対策を楽しく有意義に⾝に付けるために開催されたものです。

避難所⽣活サバイバルキャンプでは、廃材(段ボールとブルーシート)で作った仮設の非難⼩屋で実際に寝泊りをし、また夜は炊き出しや周辺の消化設備等を徒歩で探索して、協調性や⾃⽴・責任の涵養と消防知識を習得しました。

26⽇の会場内では、オープニングセレモニーの席上で防⽕防災作品展の最優秀児童4名に対して表彰伝達が⾏われました。応募作品は全てホワイトウェーブの館内に掲出され、来場者は感⼼した様⼦で熱⼼に作品を⾒ながら、防⽕防災の意識を⾼めていました。婦⼈消防クラブは、施設の⼊⼝で非常⾷とチラシを配布し、災害に対する⼼構えと備えの⼤切さについて啓発を⾏いました。

屋外広場においては、婦⼈消防クラブの豚汁の炊き出し、はしご⾞や起震⾞の試乗体験、⽔消⽕器による消⽕訓練等が⾏われましたが、団員が切り盛りする模擬店によって配られた綿菓⼦やポップコーンをほおばりながら、積極的に訓練に参加する来場者の姿が⾒られました。

午後からの講演会は、阪神淡路⼤震災を実際に体験された⾕川⽒を講師にお招きし、当時の⽣々しい体験談や⽇頃の⼼構え、実際に被災したときにはどういった備えをしておけばいいのかをお聞きしました。

訓練や学習は、決してかしこまって⾏うものではありません。普段の⽣活の⼀部として、楽しく気楽に学び、防⽕防災の意識を持つことが⼤切です。

最後に防災フェアが(財)⽇本防⽕協会を始めとする関係者の⽅々のご⽀援とご協⼒を得て、無事終了できましたことに深く感謝申し上げたいと思います。

このページの上に戻る
第19回⼭⼝県幼少年消防クラブ⼤会
⼭⼝県 光地区消防本部

⼭⼝県幼少年クラブ⼤会が9⽉21⽇(⽇)光市⺠ホールにて⾏われました。第1部を式典、第2部をちびっこ防⽕まつりの2部構成で開催し、第2部では管内の幼年消防クラブ9園、合計300名が参加しました。

会場⼊⼝には、光地区消防組合職員⼿作りのゲートを設置してクラブ員を出迎え、ロビーには幼年消防クラブの旗が掲げられたほか、昨年度の県⽕災予防の優秀作品の習字やポスター、絵画が展⽰されました。

式典に続いて⾏われた「ちびっこ防⽕まつり」では、各クラブによる合奏や遊戯の発表が⾏われ、光照幼稚園、東荷幼稚園は合同で「よさこいソーランロック」、三輪幼稚園は「男なら」でそれぞれよさこいを披露し、野原幼稚園はエアロビクス風の体操「キッズピクス」を踊りました。

最後の演目として、虹ヶ丘幼稚園、野原幼稚園の合同で寸劇「ちびっこ消防隊」が披露されました。

この劇は、⽕事になった家をちびっこ消防隊が出動して消⽕する内容で、あちこちに⽳が開けられた家から、⾚⾊のポンポンを持った⼿をだして、炎が燃えているように⾒せ、放⽔すると今度は⻘⾊のポンポンに変えて⽔がかけられる様⼦を表現していました。これらの多彩な演技を通じて、⽕災予防の重要性を⼤いにアピールしていました。

最後にクラブ員全員が声をそろえて「わたしたちは絶対に⽕あそびはしません」と防⽕の誓いを⼒強く述べました。⼤会を通じ、所期の目的であるクラブ員相互の交流はもとより、幼年消防クラブの育成拡⼤及び防⽕思想の⾼揚を図ることができました。

このページの上に戻る
第6回消防ふれあいフェスティバル開催
岩⼿県 釜⽯市消防本部

当釜⽯⼤槌地区⾏政事務組合消防本部は、1市1町で構成する岩⼿県沿岸にあって陸中海岸国⽴公園の中央に位置する海と⼭に囲まれた風光明媚な⾃然に恵まれたところにある⼈⼝6万2千⼈余で消防職員104名の中規模消防本部であります。

平成16年10⽉8⽇(⾦)午前10時から12時まで、⼤槌町の海づくり公園広場において、恒例の釜⽯地区幼少年婦⼈防⽕委員会主催、財団法⼈⽇本防⽕協会共催による「第6回消防ふれあいフェスティバル」が⾏われました。

503名の幼年消防クラブ員の⼦供たちと消防関係者とのふれあい体験は、⽗⺟や地域住⺠の参観の中で,第1部の開会式でセレモニーが⾏われ、可愛いい園児による演技に⼤きな拍⼿と喝采が会場に響き、締めくくりには代表園児の男⼥2名による「⽕遊びしません・⽕のそばであそびません・みんなで⽕事をださないようにきをつけます」の三つの防⽕の誓いを全園児と⼤声で唱和して約束され,同時にはしご⾞の先端に吊るされたくす⽟が割られ、垂れ幕と紙吹雪が舞い散り賑やかな開会セレモニーとなりました。

第2部は、消防職員の訓練に対して掛け声や拍⼿の連続で驚きながらの⾒学となり、その後は各クラブごとにはしご⾞、消防⾃動⾞をバックにして記念写真の撮影、さらに消防⾃動⾞とのふれあい体験で、触ったり乗ったりで笑顔いっぱいの楽しいフェスティバルとなり、幼児期において取り組んだ感動が⼤⼈への成⻑期にきっと効果が得られるものであり、所期の目的を達成することができました。

最後は、消防関係者が整列する中、次回の開催を約束しながら閉会しました。

このページの上に戻る
第12回東浅井郡幼少年消防⼤会

滋賀県 東浅井郡消防本部

この⼤会も回を重ね今年で、第12回となりました。郡保育協議会等の協⼒の基、年々、内容も充実し趣向を凝らして実施しています。

今年は、管内6保育園の園児660名、保育⼠140名と、その保護者及び未就園児(保育園にいってない⼦)ならびに関係者⼀同に会し、「⽕遊びの怖さ、⽕の⽤⼼の⼤切さ」を、遊びやコンサート等の中から、学んでいただきました。

⼜、今年も、財団法⼈、⽇本防⽕協会の共催⾏事として、盛⼤に開催させていただくことができました。

今年の⼤会の内容といたしましては、午前の部では、「⽕の⽤⼼の歌の⼤合唱」、「園児によるお遊戯や歌の発表」、「園児代表の誓いの⾔葉」などで、⽕遊びに起因する⽕災の撲滅を図りました。

今年も、元NHK教育テレビの幼児番組に出演されていた⽶⽥和正さんを代表とする「みんなげんきジム」の皆さんによる、ファミリーコンサートを開催いたしました。

楽しい昼⾷を終えた後、午後は、各コーナーを設け、⾃由に遊び、体験する中で、「⽕の⽤⼼」を呼びかけました。

最後のフィナーレでは、県の防災ヘリコプター「淡海」が⾶来し、園児に「防⽕のメッセージ」を伝達してくれました。

尚、「ぼうか」の⼈⽂字の撮影の計画をしていましたが、あいにくの台風接近に伴う⾬で、中⽌となり残念でありました。

しかしながら、ヘリを目前にした園児たちの真剣なまなざし、輝く目をみますと、準備等の疲れも忘れてしまい、⼜、来年もと意気込んでいる事務局であります。

当本部も、市町村の合併と併せて、隣接四消防本部との広域再編の作業が進められている中ですが、⽕災の撲滅は、「幼児期からの教育、躾」が⼤切であるとの認識の基、継続して開催したく考えております。

このページの上に戻る
救急救命⼠の除細動で社会復帰
⼤阪府 泉佐野消防本部

就業中に⼼筋梗塞により、⼼肺停⽌状態になった63歳の男性が、救急救命⼠の除細動(電気ショック)で⼀命を取り留め、わずか1か⽉で社会復帰できたことに感謝し、10⽉15⽇、泉佐野市消防本部(⽊ノ元正春消防⻑)に退院の報告とお礼が寄せられました。

男性は泉佐野市の下⼤⽥さん(63歳)で、9⽉7⽇(⽕)の11時40分頃にりんくう公園で就業中、急に意識がなくなり、その場で倒れたのを同僚が気付き救急要請があったもので、りんくう救急隊が現場到着した時は既に呼吸も無く、⼼臓も停⽌している状態で、⼼電図波形は⼼室細動(⼼臓が細かく痙攣している状態)であったため、泉州地域メディカルコントロール協議会(会⻑ 府⽴泉州救命救急センター所⻑ 横⽥順⼀朗)から⽰されているプロトコールに従い、2回にわたる除細動(電気ショック)を実施した結果、⼼電図波形は正常な状態となり、呼吸も脈拍も再開しました。搬送した府⽴泉州救命救急センターで⼼筋梗塞と判明したため、同⽇、市⽴泉佐野病院に転送となり、循環器科で⼼筋梗塞の⼿術を受けた後、低体温療法等を⾏った結果、病状が順調に回復、9⽉29⽇に後遺症もなく退院し社会復帰されました。

下⼤⽥さんは「救急隊の『助けたい』という強い気持ちと救急隊のチームプレイで助けてくれたと思います。ほんとうに感謝しています。」とお礼を述べました。

搬送した塩⾕救急救命⼠(消防⼠⻑)は「救急隊員3⼈が⼀丸となって必死に処置しました。これからも更に研修を重ねて、⼀⼈でも多くの⼈を助けることができるよう努⼒します。」と話しています。

また、府⽴泉州救命救急センターの⼭村医師は「救急隊が現場到着後、直ちに除細動を実施したことにより、救命できた貴重な事例である。平成16年7⽉から、⼀定の講習を受講した⼀般市⺠(バイスタンダー)も⾃動体外式除細動器(AED)を使えるようになったことから、今後、バイスタンダーが早期に除細動を実施することにより救命できることが増えるのを期待しています。」と話しています。

このページの上に戻る
目次