講演会「防災×防犯 ~女性防火クラブにおける役割とは~」開催

令和7年5月21日(水)に「香川県女性防火クラブ連絡協議会 講演会」を(一財)日本防火・防災協会の共催のもと、ホテルマリンパレスさぬきにて開催いたしました。
講演会には、各地区の代表者など県内のクラブ員61名と、消防機関等関係者17名が出席しました。講師には高知県消火栓標識株式会社 代表取締役 甲藤雄司氏を迎え、「防災×防犯 ~女性防火クラブにおける役割とは~」と題して講演していただきました。
甲藤先生からは、発生確率が30年以内に80%程度とされている南海トラフ地震が迫る中、「平時」における火災と「有事」における火災の違いとして、公助が求められないことが挙げられ、「有事」にそもそも火災を起こさないという火災予防の観点から、女性防火クラブの果たす役割は重要であることが示されました。
また、消火器の噴射時間について参加者に問うと、その回答が様々であったことからも、正しい知識を各クラブ員や地域住民と共有することが最も重要であると説かれました。


令和7年度太田市女性防火クラブ防火教室を開催
太田市女性防火クラブは、令和7年5月17日(土)太田市消防本部において(一財)日本防火・防災協会と共催で、太田市女性防火クラブの新入クラブ員等 105名を対象に「令和7年度太田市女性防火クラブ防火教室」を開催しました。


防火教室は、①消火訓練・煙体験・住宅用火災警報器の説明②救命講習③通報訓練・身近に潜む出火危険を3つのブースで熱心に取り組み、①ブースは住宅用火災警報器の効果、初期消火、避難方法を学び、②ブースは、AEDを使用した救命講習、③ブースは、119番通報訓練と石油ストーブ・消毒用アルコール・粉塵爆発・てんぷら油やたき火火災について学びました。クラブ員の多くから、『身近にある出火危険を知り、防火について良く学べることができた。』、『今回身につけたことを、防火クラブとして今後の広報活動に役立てたい』と前向きな言葉をいただきました。


防火教室の終わりに、記念品として家庭で使え、家族にも防火意識を持ってもらおうと、防火意識を高めるトイレットロールや住宅用火災警報器の点検を促すキッチンスポンジが配られました。家庭や地域からの火災を防止し、防火教室を通して学んだ知識・技術の習得により、地域防災力の向上とクラブ員としての団結を図ることにもつながったことと思います。