一般財団法人日本防火・防災協会

　昨年度に引き続き、芸能界、スポーツ界等の著名な方々により結成された「消防応援団」のご協力 を得て、全国各地で頑張っている消防団員にエールを送るとともに、一般の方々にも消防団の活動等 について理解を深めてもらうため、消防団に関するラジオ番組が放送されております。
　毎週、消防応援団の方をゲストパーソナリティに迎え、全国各地の消防団員等と電話でインタビュ ーをし、大切な「わがまち・ふるさと」を守る消防団員としての活動や体験、心がまえやエピソード 等の話題を取り上げます。
　８月の消防応援団の出演ゲストは「美川憲一」さんです。放送予定は下記のとおりです。

８月放送予定
ゲスト応援団　美川憲一さん
第18回　８月４日（土）又は５日（日）
　新潟県　見附市消防団　小谷松　猛・真理　ご夫妻
第19回　８月１１日（土）又は１２日（日）
　長野県　大町市消防団　福島　晃弘　さん
第20回　８月１８日（土）又は１９日（日）
　和歌山県　紀の川桃山消防団　山田　昌男　さん
第21回　８月２５日（土）又は２６日（日）
　岐阜県　各務原市消防団　坂井田　加代子　さん

　社団法人日本火災報知器工業会様のご協力も得て、住宅用火災警報器の設置促進にも寄与するテー マも取り上げる予定となっておりますので、全国の婦人（女性）防火クラブの皆様にも聴取頂きたい と存じます。

放送日時
２００７年４月～２００８年３月
(※年末年始などで2回程度休止の可能性あり)
毎週１回、約１０分（土曜日又は日曜日）
放送時間は下記の表をご覧下さい。

放 送 局
ニッポン放送系列　全国３０局フルネット

協　　力
財団法人　自治総合センター　　　社団法人日本火災報知器工業会

放送内容につきましては、下記より御覧下さい。
http://www.nissho.or.jp/ganbare/070331radio.htm


飯野町婦人防火クラブ
佐藤百合子会長　また、先月７月２８日（土）もしくは２９日（日）の当 番組において、福島県飯野町婦人防火クラブ　佐藤百合子 会長が出演されました。佐藤会長より、コメントをいただ きましたので紹介いたします。

　佐藤会長出演コメント
　水前寺清子さんとお話できる機会を頂きありがとうござ いました。
　私たちは、家庭の中から火事を出さないため、予防・防火に努めている「女性防火クラブ」です。
　主に主婦で構成されているため、近隣の 方々と声を掛け 合い、高齢者やひとり暮らしの方にも安心して生活できるよう、地域の人々に火災予防を呼びかけ て、活動しています。
　今後も、消防団と協 力しながら、「火災のない飯野町！」をめざしてがんばります。
　ラジオでの模様につきましては、下記にて掲載いたします。

｢おはよう！ニッポン全国消防団｣福島県飯野町婦人防火クラブ　佐藤百合子会長出演回　放送内容 アナウンサー（以下、アナ）：今日は、女性防火クラブを結成して、会長として地域の為に力を尽く されていらっしゃる福島県飯野町婦人防火クラブ会長　佐藤百合子さんとお電話がつながりました。
水前寺清子氏（以下、水前寺）：百合子さん、よろしくお願いいたします。
佐藤百合子会長（以下、佐藤）：よろしくお願いいたします。
水前寺：女性防火クラブがどんな組織であるか、教えていただけますか？
佐藤：家庭の主婦などで結成された防火防災の組織なのですよ。
水前寺：消防団とはどんな違いがあるのでしょう？
佐藤：火災現場に駆けつけることはないのですよ。家庭から火を出さないということに専念する予防 防火の組織なのです。
アナ：まずは、地域のコミュニティーの基本である家庭、そこからの話なのですね。
佐藤：はい。
水前寺：これはいつ頃から？
佐藤：平成13年に立ち上げました。
水前寺：きっかけといいますか、どんなことから？
佐藤：祖父が認知症になったのですよ。夜、徘徊をして、7～8回は行方不明になりました。その 後、川に溺れて亡くなってしまったのですよ。その時に、消防団の人達に3ヶ月間捜索してもらった のです。私も、いつか消防団や地域の人達に恩返しをしたいと思っていたものですから。役場を定年 したばかりの時に、女性防火クラブが結成されたのです。
アナ：なるほど、ご自身のつらい想いもありながら、でも、その時に受けた消防団の皆さんへの恩を 返したいと。
佐藤：はい。
水前寺：言葉ではすっと言えますけれども、やるとなるとなかなかね。
アナ：具体な活動は、どんなものをなさっているのですか？
佐藤：地域住民を集めまして、初期消火訓練や救急救命講習会などを開催したり、役場の駐車場や公 民館の広場で、防火防災教室を開催したりしております。それから、全国火災予防運動や防災週間に は防火を啓発するチラシを配ったりしているところです。
アナ：平成18年6月1日から、住宅用火災警報器の設置義務化されましたが、そういったお知らせも やってらっしゃるのですか？
佐藤：はい。そのことについても積極的に皆さんに勧めているところなのです。
アナ：そういうところから、家庭からというところが生きてくるわけですよね。
水前寺：これって、今、どの位の方が頑張ってらっしゃるのでしょうか？
佐藤：立ち上げ当時は20人くらいだったのですが、6年で700人に増加されております。
水前寺：それだけの方が目を向けていただいて、これはいいことだと感じてくださっているというこ とですよね。
佐藤：そうですね。実際、地域で起こる火災件数も減っているところです。
水前寺：すごいですね。
アナ：意識が高まってきたということですね。
佐藤：そうですね。
水前寺：クラブがございますけれども、その中には、家族の中に消防団員の方がいる方が多いと伺い ましたけれども。
佐藤：はい。消防団と女性防火クラブと１軒で2人という方もだいぶ入っておりますね。
アナ：防火一家ですね。
佐藤：そうですね。燃えちゃったら終わりですものね。
水前寺：そうですよね。家庭のちっちゃいことというのは、家庭にいらっしゃるお母様とかが一番気 にしていらっしゃることですし、ちょっとしたことを気づいてやって下さるというのは、すごい事で すよね。
佐藤：そうですね。一人暮らしの80歳のおばあちゃんも火を出さないという意識の改革ということ で会員になりたいということで会員になっております。
水前寺：もう最近は世の中、ご近所に誰が住んでいるか分からないとか、そういう付き合いがうすく なった中で、こういう素晴らしいクラブで皆さんとのお付き合いがたくさんになると、すごく素晴ら しいと思うし、これからどうぞ頑張って、たくさんの皆さんに参加していただけるといいですね。
佐藤：はい、そうですね。
水前寺：これからも頑張って下さいね。
佐藤：はい、ありがとうございました。

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