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2004年5月

3.道府県婦人防火クラブ連絡協議会会長だより

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25年目の「やらまいか」
静岡県⼥性防⽕クラブ連絡協議会
会⻑ 鈴⽊ 政⼦

草⽊の緑が⽇増しに⾊濃くなっていくこの時期、私たちの町浜松は、勇壮な凧揚げと豪華絢爛な御殿屋台が5⽉3〜5⽇の市中を彩る「浜松まつり」の到来を切望する想いで、昼夜を問わず活気に満ち溢れています。

また当地は、楽器、オートバイ等をはじめとする多種の産業で世界的な起業家を数多く輩出した地でもあり、その精神は「やらまいか精神」と呼ばれ、広く市⺠に浸透しています。

東海地震の発⽣が危惧されはじめて間もなく、この「やらまいか精神」に後押しされ、家庭の主婦に何ができるかを模索しながら発⾜した地域の婦⼈防災クラブも、今年で設⽴25年目を迎えます。目前の課題をひとつずつ解決しながら地域クラブを継続し、今では静岡県⼥性防⽕クラブ連絡協議会会⻑という職に就かせていただいているのも、周囲の皆様の暖かいご⽀援の賜物であり、また、期待の⼤きさに⾝の引き締まる想いです。

今年度も、静岡県⼥性防⽕クラブ連絡協議会では県⺠が⼀丸となって取り組んでいる東海地震への対策について、⾏政機関との効果的な役割分担により、万全の体制を整えていきたいと思います。

また、浜松地区婦⼈防災クラブ連合会では、市⺠の防⽕防災意識の醸成とクラブ員の救急技術向上等に努め、さらなる活性化のため、積極的に活動していきたいと思います。

そして設⽴25年目の記念として、各種団体の協⼒を得て、⾳楽を通じた広報活動を⼤規模に展開したいと意気込んでいます。

具体的には、平成15年度に実施した「婦⼈防⽕クラブ員救急講習会」において、財団法⼈⽇本防⽕協会から受領した「⼼肺蘇⽣⼈体モデル」を有効に活⽤し、私たちが学んだことをクラブ員以外の⽅にも広く伝えていけるような活動ができればと考えています。

こうした活動を通じて、東海地震も万全の体制で迎えることができるよう、まい進していきます。

(消防庁機関紙「消防防災/2004-8・春季号」より転載)

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