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2014年8月

9.【婦防活動】静岡県女性防火クラブ研修会ほか〔尼崎、磐田、気仙沼本吉〕

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静岡県女性防火クラブ連絡協議会研修会を開催しました!

静岡県女性防火クラブ連絡協議会

97名のクラブ員が参加
97名のクラブ員が参加
 静岡県女性防火クラブ連絡協議会は、今年も1泊2日の日程で、県内女性防火クラブ員を対象とした研修会を6月26日~27日に富士宮市で開催しました。県内外のクラブ員、事務局員97名が参加し、講演会や視察研修を通して防火・防災に関する知識を深めました。
 1日目は、富士宮市危機管理室 秋山防災監、鈴木氏を講師に迎え、富士宮市の防災や富士山火山対策、気象についての講演をしていただきました。
 富士宮市では、災害時の安否確認を迅速に行なうために、「わが家は大丈夫!黄色いハンカチ作戦」を考案し、推進しています。この作戦は、災害時に「わが家は大丈夫」だから「他の人を助けて欲しい」という目印として、道路から見える場所に黄色いハンカチを掲げ、安否確認を短時間に容易に行なうものです。効率よく安否確認を行なうことにより、助けを必要としている人々のところに少しでも早く駆け付けることが可能になります。

富士宮市の防災や富士山火山対策について
富士宮市の防災や富士山火山対策について
 災害時における地域の連携の重要性を再確認し、クイズも交えながらの楽しい講演で、多くのことを学び、あっという間に時間が過ぎました。
 講演会の後は、県連絡協議会の鈴木政子会長から、住宅用火災警報器についてお話がありました。設置義務化後、各地域で様々な取組みをしてきましたが、静岡県の現状を知り、今後もより一層普及活動を頑張らなくてはとクラブ員一同思いを新たにしました。
 2日目の視察研修では、富士山世界文化遺産構成遺産の視察を行ないました。富士宮市教育委員会文化課の方がその文化や歴史について丁寧に説明してくださり、毎日眺めている富士山ですが、新しく知ることばかりでした。やはり富士山は日本の宝であり、守っていくべきものであると強く感じました。
 防火・防災について多くを学ぶともに、各県クラブ員同士の交流を図ることができ、非常に有意義な研修会となりました。この研修会で築いたつながり、得た経験を大切にしながら、今後も力を合わせて地域の防火・防災に取り組んでいきます。

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平成26年度尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会研修会を開催

兵庫県 尼崎市消防局

 平成26年6月30日(月)、尼崎市防災センターに於いて行われた尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会の役員会・運営委員会に引き続き、平成26年度尼崎市婦人防火クラブ連絡協議会研修会が開催されました。

役員会の様子
役員会の様子
運営委員会の様子
運営委員会の様子

研修会の様子
研修会の様子
 尼崎市には63の婦人防火クラブ(クラブ員総数3534名)が結成されています。
 それぞれの婦人防火クラブは、地域で行われる消防訓練への参加をはじめ、防火・防災に関する研修会の実施や、クリーンキャンペーン(清掃活動)といった地域活動に参画するなど「安全・安心のまちづくり」に積極的に取り組んでおられます。
 今年度の研修会は、地域防災活動の中核的存在である消防団員から、「あまがさきファイヤーフェアリーズ(女性消防団)」の活動事例を発表していただきました。
 また、婦人防火クラブの活動事例も発表し、消防団と婦人防火クラブとが、互いの活動を知り、理解を深め、地域防災力向上の重要性と、その充実強化に向けた意識の高揚を図ることができました。

芋地区婦人防火クラブ 林 里子 氏
芋地区婦人防火クラブ 林 里子 氏
あまがさきファイヤーフェアリーズ 濵田 百合子 氏
あまがさきファイヤーフェアリーズ 濵田 百合子 氏

講師:同志社大学 社会学部 教授 立木 茂雄 氏
講師:同志社大学 社会学部
教授 立木 茂雄 氏
 講師としてお招きした同志社大学 社会学部 教授 立木 茂雄 氏からは、「地域防災力の充実強化に向けて~消防団と婦人防火クラブそれぞれの活動と役割~」と題したご講演の中で、東日本大震災発生時における災害時要援護者支援の実例を交えて、地域力(ソーシャルキャピタル)を高めることが「安全・安心のまちづくり」へ繋がるといったお話を聞くことができました。
 近年、地域防災力の充実強化が強く求められている中、この研修会を通じて、消防団・婦人防火クラブともに改めて地域防災のあり方について考えるよい機会になりました。

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女性防災クラブ員による「花火教室」を開催

静岡県 磐田市女性防災クラブ豊田支部

女性防災クラブ員から指導を受ける園児
女性防災クラブ員から指導を受ける園児
 正しい花火の遊び方を学び、防火・防災意識の向上を図ろうと平成26年7月4日(金)に豊田西保育園で磐田市女性防災クラブ豊田支部のクラブ員による花火教室が行われました。(参加園児30名)
 園児たちはクラブ員の方から、安全な火のつけ方や終わった後の花火の処分方法など、花火の正しい遊び方を学び、笑顔で楽しく体験しました。
 また、消防車両の展示や磐田市消防イメージキャラクター「べっくん」も指導応援に駆け付けました。

磐田市消防イメージキャラクター「べっくん」と記念撮影
磐田市消防イメージキャラクター「べっくん」と記念撮影
磐田市消防イメージキャラクター「べっくん」と記念撮影
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気仙沼本吉地区婦人防火クラブ連合大会「防火のつどい」を開催

宮城県 気仙沼・本吉地域広域行政事務組合消防本部

総勢425名が参加
総勢425名が参加
 この大会は、婦人防火クラブ員が一堂に会し、防火・防災に関する知識を習得し、火災などから家庭を守り、安全な地域社会づくりを目指すと共に、各クラブ相互の連携と親睦を深めることを目的としており、33回目を迎える今年は、平成26年7月6日(日)南三陸町総合体育館ベイサイドアリーナにて開催しました。
 開会に先立ち、東日本大震災により亡くなられた多くの仲間や家族へ黙祷を捧げたのち、優良個人並びに優良婦人防火クラブ表彰、意見発表、防火宣言や講演を行いました。
 2名のクラブ員による意見発表では、東日本大震災で得た教訓を後世に伝えることが自分たちの使命であること、また、親戚やご近所どうしで声をかけ合うことが地域防災力の向上につながること、避難訓練を繰り返し行い、避難経路などを体で覚えることの大切さについて発表し、防災製品等の説明を受けるクラブ員
防災製品等の説明を受けるクラブ員
これからも地域を支えていく決意を新たにしていました。
 講演では、震災後、「めげない にげない くじけない」を合言葉に被災地の語り部として活動されている、気仙沼市の地福寺住職片山秀光(かたやま しゅうこう)氏を講師に迎え、「忘れないでください‐防災はひとりひとりの心から‐」を演題として、講師自身の震災当日の出来事や各地で起きてしまった悲しみ、また、生き残った人々が、ライフラインや食料、あるいは住居など、お互い何もない状況で励まし合い、支え合ったことの素晴らしさについて講演されました。

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