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2009年8月

7.幼少年消防クラブ活動について

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福岡県 八女消防本部


幼年消防クラブから七夕飾りのプレゼント
― 防火の願いを七夕に込めて

 防火・防災の願いを星に伝えようと黒木町幼年消防クラブは、高さ3メートルはあるジャンボ七夕飾りを作りました。
この七夕飾りは、幼年消防クラブが結成してから25回目となる毎年恒例の行事で、クラブ員が楽しみながら防火意識を高めるとともに、防火七夕飾りで地域住民への火災予防を呼びかけているものです。
 クラブ員は、それぞれ「かじにならないように」など願い事を書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、ジャンボ七夕飾りを完成しました。
 最後にクラブ員たちは、八女消防本部八女東消防署にプレゼントし、職員に「火遊びをしません!」と防火の約束をしてくれました。

― 少年消防クラブ夏季研修会

 八女消防本部管内の少年消防クラブは、各々趣向を凝らし夏季研修を行った。
 星野村少年消防クラブでは、7月11日、夏休みに入り海や川での水遊びなど子ども達にとって水に触れる機会が多くなることを踏まえ、水難救助法とロープ結索、応急手当の訓練を行いました。
 ロープ結索訓練では、もやい結びや巻き結び等の基本的な結索を学習し、その結索を用いて簡単な水難救助資機材の作成を行いました。また、水難救助法の訓練では、ロープ結索訓練時に作成した水難救助資器材を使用して、陸からの救助法を学びました。
研修を終えたクラブ員は、「川で溺れたり、怪我をした人を見かけたら、今日の訓練みたいに行動します。」と力強く言ってくれました。


陸からの救助を学ぶ水難救助法

基本的な結索を学習
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京都府 乙訓消防組合長岡京消防署

 平成21年7月3日(金)午前10時30分から、京都府長岡京記念文化会館文化ホールにおいて、第23回幼年消防クラブのつどいを長岡京市幼少年婦人防火委員会と(財)日本防火協会の共催で開催しました。
 これは、防火思想啓発運動の一環として、毎年開催しているもので、楽しみながら防火思想の普及・推進に努めるとともに、幼年消防クラブのPR及びクラブ員相互の親睦を図り、もって地域ぐるみの防火意識の高揚を図ることを目的とするもので、今回で23回目になりました。

クラブ員全員で防火宣言
 第1部は式典で、関係各位のあいさつ及び祝辞を頂いた後、クラブ員全員で防火宣言をし、続いて今年のメイン、参加者全員で歌う「みんなで歌おう!踊ろう!ひとつの歌で!」をスローガンに2曲を選定して大合唱をしました。選定された曲は、「世界中の子どもたちが」と「ともだちさんか」です。
 代表の幼年消防クラブ員は、トラ男君、ウサ子ちゃんと一緒に壇上に上がり、笑顔たっぷりで、会場のクラブ員と共に踊りながら大きな声で合唱してくれました。
 また、幼年消防クラブ員のかわいい法被姿に、婦人防火クラブ員だけでなく、来賓や一般の入場者もつられて一緒に記念歌をくちずさんでいる姿は、実に微笑ましい光景でした。
 第2部のアトラクションは、音楽劇団てんてこによる「てづくり楽器いっぱいコンサート」を公演しました。
 身の回りにある素材で作った楽器を使って、てんてこ風にアレンジされた不思議な音のオリジナル曲などを演奏し、会場全員で楽しんで観賞して頂けたと思います。
 また、長岡京市婦人防火クラブ連合会による住宅防火普及啓発活動として、会場ロビーにおいて、ポスター掲示、パネル展示等のブースを設け、入場者にパンフレットを配布し、住宅用火災警報器の設置を呼びかけました。


「てづくり楽器いっぱいコンサート」

住宅用火災警報器の設置を呼びかけ
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新潟県 新発田地域広域事務組合消防本部

 新発田地域広域事務組合消防本部では、6月12日(金)新発田市カルチャーセンターにおいて、財団法人日本防火協会との共催で「第15回 幼年消防ふれあい広場」を開催いたしました。

800名を超える
幼年消防クラブ員が参加
 このイベントは、幼年期における、火遊びによる火災の防止のため正しい火の取り扱いを教え、また社会教育の一端として消防の仕事に対する理解を深めてもらうことを目的としています。
 当日は澄み切った青空の中、広域管内にある幼稚園・保育園で結成されている26の幼年消防クラブ員816名、引率者93名、保護者、消防職員等を合わせて約1,000名が会場に集まりました。
 会場では屋外と屋内にイベントコーナーを設け、屋外には消防車両の展示、濃煙体験、起震車による地震体験や、消防職員手造りによるミニ消防車での放水体験、屋内ではバケツで火災を消火するバケツリレーや元保育園長先生による腹話術、そして今年度は新たに防火啓発のビデオ上映コーナーや住宅用火災警報器の展示コーナーを設けました。
 各コーナーとも人気があり、放水体験コーナーでは園児たちの握ったホースから放水されると驚きと喜びの声が上がり、腹話術コーナーでは腹話術の人形からの問いかけに全員で一斉に返事をしたりと、みんな楽しんでいました。
 また住宅用火災警報器コーナーでは、園児から「何、これ?」と興味を示して集まり、一緒に来場した引率者や保護者たちとともに、職員からの説明に熱心に耳を傾けていました。


ミニ消防車での放水体験

みんなで楽しく消防学習

 わずかな時間ではありましたが、今回のイベントを通じて、園や家庭では学ぶことができない貴重な体験をするとともに、防火・防災に関する知識をより一層深めることができたものと確信しました。

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富山県 高岡市消防本部

高岡市では、「幼年消防クラブの集い」を各消防署と(財)日本防火協会の共催により毎年実施しています。
この集いは、各消防署ごとに管内の幼稚園、保育園のクラブ員を集めて、今年は4月24日~6月19日の間で4回に分けて実施し、56幼年消防クラブが集まり、1477名のクラブ員が防火の誓いをしました。


伏木消防署に集まった幼年消防クラブ員

福岡消防署で住警器パネルと記念撮影

クラブ員は、防火ワッペンや記念品を受け取った後、署員が演じる劇や高岡市消防音楽隊の演奏を鑑賞し、最後に「火あそびは、絶対にしません」と力強く誓いました。
また、富山県内では平成20年6月1日からすべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務化されており、住宅用火災警報器の必要性についてクラブ員に説明し、防火意識を高めました。


戸出消防署員の劇を鑑賞

住警器の必要性をクラブ員に説明
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富山市消防局


はしご車試乗体験
7月28日(火)夏休みに入ったばかりの、BFCクラブ員が「少年消防クラブ防火のつどい」に富山消防署へ集まりました。
この「防火のつどい」は、楽しく火災予防について学ぶとともに、他のクラブ員と交流してもらう事を目的に行っているものです。子どもたちは様々な体験ができると毎年楽しみにしている「防火のつどい」です。
「あれは何かな?」と梯子車、救急車、館内のあちらこちらを見渡し、興味津々の子供たち。
 煙中体験、救急実技体験、放水体験や、地震体験車試乗、梯子車試乗など様々な体験・見学の時間を設けています。
煙中体験では、「火事のとき、落ち着いて逃げられるかな?」と、友達と話したり、救急実技体験では、「いざという時、がんばるぞ」と、頼もしい声も聞かれました。また、実際にヘルメットをかぶり防火衣を着用しての放水は、ホースより出る水の勢いを手に感じ、的に描かれた炎を消そうと真剣な様子でした。うまく当てたときには「やったー・やったー」と声をあげ無邪気に笑う姿が見られました。
 ロープ渡りでは、地上約2メートルの高さに張られたロープを、ヘルメットを着けて、署員の補助を受けながら約10メートル先のゴールを目指しました。やっとのことで着いて一安心。
 また、救助隊による救助演技を見学しました。今回の各体験を通して、「消防士の仕事の大変さがよくわかった」「日ごろから災害に備えておくことが大事と思った」「煙の怖さがよく解った」「音楽隊の演奏がかっこよかった」などさまざまな思いをもったようです。
今回学んだことを、「防火のつどい」に参加していない友達や家族に伝え、防火活動に役立ててほしいと思います。


煙中体験

放水体験
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