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2009年3月

5.婦人防火クラブ員救急講習の開催

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山形市女性防火連絡協議会


消防隊員の実技展示
 山形市女性防火連絡協議会が財団法人日本防火協会の助成事業を受け、9月8日、20日、12月7日に市内3会場で、女性防火クラブ員を対象とした普通救命講習を開催し、約100名のクラブ員が受講しました。
 講習会は、山形市消防本部の救急救命士と女性消防隊救急指導員の方々に講師をお願いして始まりました。
 救急現場での体験を交えての講義は大変分かり易く、止まりかけた心臓は、救命処置が早ければ早いほど回復する可能性が高いことを理解し、訓練用人形を使用しての心肺蘇生法や止血法、AEDを使用しての実技では、人前での実技に緊張しながらも、クラブ員からは笑いも起き、飽きの無い講習会となりました。
 講習会終了後の参加者アンケートでは、参加者の9割以上が「マスターするまで何回でも参加したい」と回答するなど、クラブ員の救急に対する前向きな姿勢を、間近で感じることが出来ました。
 今後も、助成していただいた資器材を最大限に活用して、クラブ員の救急援護の技術と技能を更に向上し、地域の救命率向上を目指して参りたいと思います。

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沖縄県 那覇市女性防火クラブ

 那覇市は沖縄本島の南部に位置し、沖縄県の県都として、 人口31万人余を有し、面積は39.23k㎡と人口密度の高い都市です。今回那覇市消防本部では、(財)日本防火協会の助成事業により平成20年度「婦人防火クラブ員救急講習会」の実施市町村選定を受け、那覇市女性防火クラブ員を対象に普通救命講習会を11月7日、8日、14日、15日の計4日間開催し、総勢56名が受講しました。
 心肺蘇生訓練人形(成人、小児各1体)・AED(自動体外式除細動器)トレーナー・三角巾・キュウマスクが交付され、那覇市消防本部救急課の救急指導係長を中心に、職員と救急隊員延べ13名が講師となり女性防火クラブ員に対し、応急手当の重要性・心肺蘇生法(実技)・AEDの使用法・止血法の普通救命講習Ⅰが実施されました。講習会場で放映されるDVDに登場してくる、インストラクターの手技を見ながら、同時に受講者が手技を実習するという画期的な方式を採用し、受講者全員に普通救命講習修了証が手渡されました。
 講習に参加したクラブ員からは「とってもよかった、心肺蘇生法の必要性を再確認しました。今回参加できなかったクラブ員にも是非受講してもらいたいです」などの感想が聞かれましたので、参加された方の多くは応急手当を実践することに自信を持てたと思います。
 今後の女性防火クラブの活動においても大変重要な成果となりましたので、これからも女性防火クラブ員の活動の輪を広げ、交付された資器材を活用し、より多くのクラブ員に救急講習を実施して、応急手当の普及に努めて行きたいと思います。


DVDを見ながらの実習

交付された資器材を使用しての実習

真剣に取り組むクラブ員

膝の弱い方には台を使用して指導
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徳島県 板野東部消防組合消防本部


心臓マッサージ(胸部圧迫)の訓練
 徳島県北部の松茂町、北島町、藍住町を管轄する板野東部組合消防本部では、財団法人日本防火協会の助成事業として、11月14日、11月25日、12月12日の3日間、婦人防火クラブ員救急講習会を開催し、婦人防火クラブ員90名が受講しました。
 今回の講習会の目的は、婦人防火クラブ員に応急救護の技術・技能を修得してもらい、応急手当の普及啓発に資するとともに、救命率の向上を図るため実施したものです。
 受講者は応急手当の重要性を自覚し、積極的に講師に質問をして練習を重ね、また高齢な方もおられ、夫や孫など大事な家族のためにと最後まで真剣に取り組んでいました。
 講習終了後のアンケートでは「すごく勉強になった」、「積極的に実施していきたい」、「また講習会がある時は参加し、技術を向上させていきたい」などの感想が聞かれ、講習会の目的が達成できたと思います。


救急隊員の実技展示

三角巾を用いた止血法の訓練
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