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2007年9月

9.地方からの便り

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富山県 高岡市少年婦人防火委員会
高岡市消防本部

 幼年消防クラブ員に火災の怖さと火の大切さを教え、火あそびなどによる火災を防止することを目 的に、幼年消防クラブの集いが管内4ヶ所で行われました。
 高岡市伏木消防署管内の幼年消防クラブが集まり、「第4回 幼年消防クラブ合同編成式」が同市 伏木本町の万葉スポーツセンターで4月25日(水)に開催されました。
 式には、伏木地区の5つの保育園、幼稚園から幼年消防クラブ員ら250名が法被姿で参加し、火の 用心を誓いました。アトラクションでは、伏木はしご乗り保存会の女性団員による演技や市消防音楽 隊の演奏が披露されました。新調した赤い法被を着て、全国でも珍しい女性のはしご乗りをきびきび とこなす西海さんの動きに合わせて、クラブ員もミニまといを振りかざして、歓声を上げていまし た。
 また、高岡市民会館では、5月10日(木)に「第18回 幼年消防クラブの集い」が高岡消防署管 内の41ヶ所の幼稚園と保育園の幼年消防クラブ員ら約1,300人を集めて行われ、防火意識を高めま した。
 円池信行署長が「火遊びをせず、良い子になることを約束しましょう」と挨拶、来賓が胸にクラブ 員のワッペンを付け、記念品を手渡しました。クラブ員達は「守ります 火の用心」「絶対に火遊び しません」と元気よく誓いました。防火寸劇や市消防音楽隊の演奏、煙中体験も行われました。
 高岡市農村環境改善センター戸出会館では、5月11日(金)に「第11回 あつまれ幼年消防クラ ブ員」が戸出消防署管内の7保育園の幼年消防クラブ員ら214名を集めて行われ、火災予防の大切さ を学びました。市野瀬、戸出、中田、戸出東部、戸出北部、戸出西部、般若保育園のクラブ員がおそ ろいの防火法被を着て参加しました。
 越前敏郎戸出消防署長と今井博子戸出保育園長が挨拶、クラブ員は3チームに分かれて、水の代わ りにボールをバケツに入れて運ぶバケツリレーに挑戦しました。リレーの後は、声をそろえて火遊び をしないことを誓いました。
 福岡消防署の「幼年消防クラブの集い」は高岡市福岡町のUホールにて、6月15日(金)に管内の 4つの幼稚園と保育園の幼年消防クラブ員ら170名を集めて行われ、防火の大切さを学びました。源 保夫署長が「火は使い方を間違えると怖いものになります。火遊びはしないようにしましょう」と挨 拶し、4園の園長が、クラブ員代表にワッペンを贈りました。クラブ員らは全員で元気よく、「絶対 に火遊びはしません」と火の用心を誓いました。同市消防音楽隊の演奏や防火寸劇もあり、参加した クラブ員は楽しみながら防火意識を高めていました。
 劇の鑑賞や遊びをとおして、火災の怖さや火の大切さを学び、火あそびによる火災の発生を未然に 防止する目的は達せられました。


はしご乗り演技の見学

ワッペン・記念品の授与

消防資器材の見学

防火のちかい
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富山県 富山市幼少年女性防火委員会
富山市消防局

 7月27日(金)夏休みに入り、暑さも増してきました。そんな暑さにも負けず、元気いっぱいの小 学生が「少年消防クラブ防火のつどい」に富山消防署へやってきました。
 このつどいは毎年、楽しく火災予防について学んでもらおうと行っているものです。子供たちも 様々な体験ができると楽しみにしているつどいです。
 「あれは何かな?」と梯子車、救急車、館内のあちらこちらを見渡し、興味津々の子供たち。
 放水体験、起震車試乗、梯子車試乗など、様々な体験・見学の時間を設けています。梯子車試乗で は、「こわーい」「こわーい」と声をだしている子もいました。
 また、実際にヘルメットをかぶり、防火衣を着用しての放水、ホースより出る水の勢いを手に感 じ、的に描かれた炎を消そうと真剣な様子でした。上手く当てた時には「やったー」「やったー」と 声をあげ、無邪気に笑う姿が見られました。
 ロープ渡りでは、ヘルメットを着けてロープにぶらさがり、署員の補助を受けながら約10メート ル先のゴールを目指しました。やっとのことで着いて一安心。
 また、救助演技を見学したり、今回の各体験を通して、「消防士の仕事の大変さがよく分かった」 「日ごろから災害に備えておくことが大事と思った」など防災について、様々な思いをもったようで した。
 今回学んだ火災予防について参加していない友達、家族にも伝え、防火活動に役立ててほしいと思 います。

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茨城県 茨城県幼少年婦人防火委員会

 第22回茨城県幼年少年婦人防火大会が7月27日(金)10時より、石岡市民会館にて開催されまし た。火災予防思想の一層の普及と民間防火組織の結成促進を図るため、幼年消防クラブ、少年消防ク ラブ、婦人防火クラブと消防関係機関が一堂に会し、相互の交流を深めました。
 当日は快晴で、知事及び県消防協会長と受賞者の記念撮影を行った後、地元消防団長の開会の言葉 で開始されました。
 主催者として、橋本茨城県知事が挨拶し、その中で「先日の新潟県中越沖地震のような災害が発生した時、皆さんの幼年少年婦人防火クラブで培った互いに助け合う活動が重要になってきます。今後 も防火思想の普及等積極的に活動されることを願います。」と述べられました。
 その後、知事表彰21名、協会長表彰23名が表彰されました。代表謝辞では地元 小学校の谷川由莉 乃さんが「私たちは、今日の感謝を忘れることなく、決意を新たにし、私たちが大人になった時は、 人のために役立つよう頑張ることを誓います。」と元気よく誓いました。
 アトラクションとして、地元幼稚園のマーチングバンド演奏と地元出身 者の津軽三味線演奏が披露 され、終了しました。
 県内の各民間防火組 織が一堂に会し、相互の交流を深め、防火防災意識の高揚が図られました。

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愛知県 愛知県少年婦人防火委員会

 少年消防クラブ員に対して、消防についての関心と知識を深めさせるとともに、クラブ員相互の親 睦を図ることを目的に、7月31日(火)~8月2日(木)の3日間、「平成19年度少年消防クラブ員に よる県消防学校一日入校」を実施しました。愛知県消防学校にて、少年消防クラブ員ら1,735名が参 加して行いました。
 小学校5・6年生及 び中学生の少年消防クラブ員が、起震機で再現された中越地震や阪神・淡路大 震災などの地震体験、煙の中の避難体験、心臓マッサージなどの心肺蘇生法を体験することを通じて 防火・防災の知識を身に付けました。
 実際に放水訓練、地震訓練、煙道訓 練等の各種訓練を体験したことにより、講義形式に比べ、より 強い興味をもって火災予防等について学ぶことができました。
 また、県内各地の少年消防クラブが参加したため、クラブ及 びクラブ間の情報収集、親睦を図るこ とができました。


閉校式(修了証授与)

規律体験

消防車試乗

消火器説明

ロープ結索

ロープ体験
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埼玉県 入間市消防本部

 入間市消防少年団は、平成19年7月28日(土)29日(日)の2日間に渡り、入間市青少年活動セン ターで宿泊研修を実施しました。平成19年度は63名の団員で活動を実施しています。
 宿泊研修には36名が参加をしました。新潟を中心に発生した地震が首都圏で起き、入間市におい ても大きな被害が出てしまった時の避難所生活を体験するというのが、第1の目的です。日中の訓練 では、ロープを登ったり、渡ったりとハードな体験をしました。
 暑さが拍車をかけ団員が弱音を言う場面も見受けられましたが、お互いに励ましあって全員がやり 遂げました。また、いざという時に団員がスムーズに人名救助をできるようにAEDの取り扱い訓練 も実施しました。夕食は皆でカレー作りをしました。まずは、飯盒炊爨をするために、マッチやライ ターを使用せずに、摩擦で火を起し、やっとの思いで薪に火をつけました。苦労して完成したカレー ライスだったので、今までの人生で一番美味しいカレーだと喜んで食べていました。就寝場所には布 団や毛布は一切なく、ダンボールを集めて寝床を作りました。ダンボールの数も限られているため、 分け合って全員が使えるように工夫し完成しました。
 被災地に比べ、物品等は揃っておりましたが、普段当り前だと思って生活していることが、崩れた 時の不便さは体験できたのではないかと思います。

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埼玉県 入間市消防本部

 入間市消防少年団は、平成19年8月6日(月)に着衣水泳体験を実施しました。洋服を着た状況で 泳ぐ難しさを体験し、泳ぎに自信があった団員もその難しさにはびっくりしたと言っていました。
 また、どのように動く事が体力消耗しないのか、どのように泳ぐ事が一番容易なのかといった体験 をし、感じたことはそれぞれだと思います。指導者は小学校の教諭で、夏休み期間にも係わらず熱心 にポイント等を指導していただきました。
 溺れた人がどのような方法で救助されるか知るために、入間市消防本部救助隊により救出訓練の展 示をしました。

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福岡県 八女消防本部

 八女消防本部管内の少年消防クラブは、各々趣向を凝らし夏季研修会を行いました。
 八女市少年消防クラブでは、5月に行った川の水に関する環境問題の第2段として、「八女水の 会」から講師を招きEMだんご作りに挑戦しました。
 EMだんごは、川に投入することにより川をきれいにすることができるもので、クラブ員たちは水 の透き通ったふるさとの川を自分達の手で守るという考えが芽生え、真剣に取り組んでいました。
 また、各少年消防クラブ員は、放水訓練及び心肺蘇生法、水難教室など、災害現場で活用できる研 修を行い、研修を通しクラブ員たちは、かけがえのない思い出を夏休みの1ページに刻みました。

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愛知県 知多中部広域事務組合消防本部

 知多中部広域事務組合消防本部は、愛知県の知多半島のほぼ中央に位置する半田市、阿久比町、武 豊町、東浦町の1市3町を管轄する消防本部です。
 当消防本部では、平成19年8月7日火曜日(半田市のクラブ員対象)8日水曜日(阿久比町、武豊 町、東浦町のクラブ員対象)の両日に半田消防署一日入署を実施しました。
 この半田消防署一日入署は、少年消防クラブ員に対して、消防についての関心を深めさせ、実践活 動を通じて少年期から火災予防の知識と技術を培うとともに、防火意識の高揚及びクラブ員相互の親 睦を図ることを目的として毎年実施しています。

1. 実施内容
(1)午前の部
   ア 入署式
   イ 防火映画の上映(こぎつねの消防隊)
   ウ 規律訓練、救急法の体験
   エ 通信指令室の説明及び見学
   オ 望楼見学及び記念写真撮影
   カ 車輌説明
(2)午後の部
   ア 救助訓練見学及び救助資機材の体験
   イ 消防○×クイズ
   ウ はしご車搭乗体験
   エ 放水体験
   オ 濃煙体験
   カ 地震体験
   キ 退署式

2. 参加者
(1) 平成19年8月7日(火)
    半田市の少年消防クラブ員78名
    少年消防クラブ指導者2名               計80名
(2) 平成19年8月8日(水)
     阿久比町、武豊町、東浦町の少年消防クラブ員83名
    少年消防クラブ指導者3名               計86名
                                    2日間合計166名


はしご車搭乗

規律訓練

救急法の体験

救助訓練体験
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静岡県 磐田市女性防災クラブ連絡会
会長 木村淑恵

 磐田市女性防災クラブは、家庭防災という観点から、日ごろ家庭で火気を取り扱う機会の多い女性 の方に「自分の身につく、すぐ役に立つ」簡単で実用的な防火・防災の体験から家庭の防火、地域の防災という意識を高めてもらい「自分の家は自分で守る。自分たちの地域は自分たちで守る」をモッ トーにしたクラブです。
 今回は8月25日(土)2 6日(日)に応急手当講習会を開催。参加促進のため、2会場選択型にして 実施したところ、100名ほどのクラブ員が参加いたしました。
 訓練用の119番通報装置を使用した通報訓練を実際に消防職 員の方と対話式で行い、また、救急救 命士の指導のもと、AEDの取扱い方法及び心肺蘇生法の訓練を実施し、応急処置の重要性を学び、 早い通報から応急処置までを連携し効率よく行うことにより、少しでも救命率の向上に役立てばと思 っております。
 消防職員の方 からは、応急手当講習会に併せ、住宅用火災警報器の設置促進の説明やアンケートも 行われました。


通報訓練

心肺蘇生法の訓練
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