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2007年4月

9.住宅用火災警報器の普及啓発に向けて

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京都府 福知山市少年婦人防火委員会
福知山市消防本部

 「自分たちの地域は自分で守る」という自助・共助の精神に基づき、自主防火・防災組織活動を推 進し、地域における自主防火防災機能を高めるため、自治会を対象にリーダーを養成することを目的 に自主防火・防災リーダー養成講座が開講されました。
 10月には三和支所(初級)・河東地域公民館(初級)・川口地域公民館(初級)の3箇所で講習が 行われ、11月には夜久野ふれあいプラザホール(初級)、12月には市民会館(初級)・市民会館 (中級)の6回に分けて講座が開講され、福知山市自治会代表の約300名が受講されました。
 初級養成講座では、福知山消防署の署員によって、「自主防火・防災の必要性について」、「住宅 用火災警報器の設置について」の講義が行われ、また、実技として、消火活動(バケツリレー、水消 火器等)・救出活動・救護活動(搬送要領等)が行われました。参加された自治会関係者は、終始熱 心に講義や実技に取り組まれました。
 また、初級修了者を対象とした中級養成講座においては、参加者全員が連帯感を持ちながら、災害 図上訓練で終始積極的に研修され、地域の自主防火・防災リーダーとして多大な成果を上げられまし た。初級・中級共に、受講者には講習修了後、修了証が交付されました。
 会場には、住宅用火災警報器の展示コーナーも設けられ、受講者に実際に警報器を見てもらいなが ら、説明を行いました。
 自治会に自主防火・防災リーダーを養成することにより、「自分たちの地域は、自分たちで守る」 という意識の高揚が図られ、大きな成果がありました。


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三重県 伊賀南部幼年少年女性防火委員会
伊賀南部消防組合消防本部

 消防フェスティバルは、住民の火災予防に対する意識の向上を図り、全住民が一丸となり、火災発 生の防止と人命損傷事故の撲滅を図ることを目的としています。
 今回、産業フェスティバルが名張市の旧町へ会場を移したことから、消防フェスティバルも旧町内 の本町会場で実施し、両日に渡って煙体験コーナー、住宅防火・防災コーナー、ぬりえコーナー、防 火ポスター優秀作品の展示、非常食の試食コーナーを、また2日目のみ消防車両展示コーナー、救助 コーナー、県民センターや救急医療情報センターの県の施設からも参加があり、子供から大人まで、 誰もが楽しみながら学べる「参加体験型」のイベントとしました。
 そして、旧町が舞台となったことから周辺住民も参加をして盛り上げたこともあり、2日間の延べ 来場者数は約5万人となりました。
 各クラブの活動として、幼年消防クラブ員は、丸之内会場の「ふれあいホール」で合唱を実施し、 来場者に火の用心を訴えました。
 少年消防クラブ員は、会場内及び歩行者天国となった丸之内・本町・新町の旧町内を防火・防災啓 発物品を配布しながら、多くの来場者に防火啓発を行いました。
 女性防火クラブ員は、各コーナーでの火災予防や地震等の災害に対する防災啓発に加え、設置義務 化された住宅用火災警報器に関する広報に重点を置き活動しました。そのコーナーでは、住宅用火災 警報器を展示しパンフレット等を活用することで、効果的に広報を実施することができました。
 この2日間の消防フェスティバルを開催することで、当委員会のクラブ員はクラブ間相互の連携を 強化し、消防に関する知識を更に深め、防火・防災意識を向上させるとともに、クラブ員を通じて、 多数の来場者に防火思想を普及させるという消防フェスティバルの目的を達成しました。


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山梨県 甲府地区幼少年婦人防火委員会
甲府地区広域行政事務組合消防本部

 甲府地区幼年婦人消防大会は、幼年期における正しい火の取り扱いと、幼年消防クラブ員であると の認識を深め、幼児の火遊びによる火災の根絶を図るとともに、地域の防火、防災の安全確保、家庭 内における火災予防及び防火思想の普及向上を図るため幼年消防クラブ、女性防火クラブ及び各関係 機関が一体となって防火意識の高揚を図ろうとするものです。
 このほど、甲府市総合市民会館「山の都アリーナ」で開かれた大会では、幼年消防クラブ員、婦人 防火クラブ員ら約1,900人が参加し、防火演技では4幼年消防クラブがマーチングや和太鼓演奏を し、女性防火クラブ連合会は寸劇を発表しました。
 最後に「戸締まり用心 火の用心」とプリントされた法被を羽織った幼年消防クラブ員が、「火遊 びはしません」と宣誓しました。火災予防活動に貢献した5団体の表彰も行われました。
 今回は、市町村合併後初めての大会であり、合併地域からも参加し、幼年消防クラブ、婦人防火ク ラブ及び関係機関が一体となり、盛り上がりのある大会を開催することができました。幼年消防クラ ブ員及び女性防火クラブ員ともに、防火意識の高揚を図ることができ、また、住宅用火災警報器の展 示及び資料を配付し、警報器の必要性の啓発も行われました。


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兵庫県 たつの市幼少年婦人防火委員会
たつの市消防本部

 防火の集いが、たつの市総合文化会館(赤とんぼ文化ホール)において開催されました。
 この集いは、住民の安全・安心まちづくりを強固なものとするため、住民及び消防関係機関等が一 堂に会し、住民に防火の輪を広げ、火災予防の啓発活動を目的に開催されたものです。
 第1部、第2部に分けて開催され、オープニングでは、西楽保育園幼年消防クラブ員による合唱・ ドリル演奏が行われました。
 続いて、今回は5名(福祉施設、危険物施設事業所の職員や一般家庭主婦)の方々に防火に関する 体験発表をしていただきました。深夜の住宅火災の消火活動や、主婦の立場から見た防災、幼年期の 防火教育の必要性など、様々な立場からの発表が行われました。
 また、本年6月施行の住宅火災警報器について、消防職員による「寸劇」やアンケート活動等を通 じて、その着実な普及対策に弾みがつきました。
 第1部の終わりには、たつの婦人防火クラブ連絡協議会による防火宣言が行われました。
 第2部では、マジックショーや、たつの少年消防クラブによるはしご乗りなどが披露されました。 みんな集まれ防火クイズ、寸劇「消火せんかい消防レンジャー」なども行われ、参加の幼・少年消防 クラブ員に対し、防火の啓発が図られたと思われます。
 屋外体験コーナーでは、起震車による地震体験、煙体験・呼吸器着装体験・消火体験、レスキュー に挑戦コーナーなどが設置され、多くの参加者の体験する姿が見受けられました。また、住宅用火災 警報器等の展示も行われました。
 この集いにより、新市合併後、丸1年が経過した段階で、管内消防関係諸団体が一般市民を巻き込 んで、旧市町域の垣根を取り払い「防火」を新機軸とした大きなスクラムができたと思われます。


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兵庫県 加古川市少年婦人防火委員会
加古川市消防本部

 加古川市婦人防火クラブ研修大会は、市内各地域での開講式を始めとして、クラブ毎での消防教室 (電気・ガス・救急・消防体験学習等)、防災見学研修等において学習したクラブ員を対象として実 施しました。
 1部式典では、市長祝辞・修了証交付及び「婦人防火クラブ教室に参加して」と題した代表クラブ 員による体験発表を行いました。
 2部講演会においては、講師としてアロマセラピーコーディネーター森田和子氏を迎え、「心と身 体の健康づくり」と題して、ハーブの香りがもたらす身体への健康効果等についての講話を受けまし た。
 クラブ員一同は、日常生活において自然界に生育する植物の身体を癒す効力に聞き入り、自らの心 と身体を守るためにも、常日頃の自己管理が大切であることを改めて認識しました。また、本大会を 契機として、クラブ員相互間の親睦を深めるとともに、より一層の防火意識の高揚が図られるなど、 有意義な大会でした。
 会場には、住宅用火災警報器の展示コーナーも設けられ、参加したクラブ員が足を止め、実際に警 報器を見る姿も多く見られました。


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岐阜県 大垣少年婦人防火委員会
大垣消防組合消防本部

 大垣消防組合消防本部と大垣少年婦人防火委員会では、管内の幼稚園、保育園で結成されている幼 年消防クラブ66園に対し、大垣地区幼年消防クラブ大会を開催しました。
 この大会は、活動発表をとおして防火意識を高めようと少年消防クラブリーダー研修会と隔年で実 施しています。
 今回の大会では、大垣市安井保育園、同市荒崎幼稚園、神戸町北幼稚園、私立大垣幼稚園(大垣 市)、私立みそぎ・わかたけ保育園(大垣市)の計6園の園児が防火にまつわる出し物を披露しまし た。披露された園の先生方から「家で子供達が親に火の用心を呼びかけるようになった」との声も聞 かれました。
 大会を開催したことにより、幼年期における火災予防の重要性を養うことができ、また、消防の知 識と理解を得ることもでき、大きな成果となりました。
 また、参加した父母に対して住宅用火災警報器のパネルを展示し、パンフレットを配布するなど、 住宅防火対策の普及啓発活動を行い、その必要性を理解してもらうことができました。


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