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2004年9月

6.地方からの便り

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少年消防クラブの集いを開催
富⼭県 富⼭市消防本部

夏休みに⼊り、暑さも増してきた7⽉27⽇(⽕)に富⼭消防署において、「少年消防クラブの集い」が開催され、暑さにも負けず、元気いっぱいの少年消防クラブ員の⼩学⽣270名が集まりました。

この集いは毎年、楽しく⽕災予防について学んでもらおうと⾏っているもので、⼦供達も様々な体験ができると楽しみにしています。

放⽔体験、起震⾞・梯⼦⾞の試乗など、様々な体験や⾒学の時間を設け、クラブ員達も「あれは何かな︖」と館内のあちらこちらを⾒渡し、興味津々の様⼦でした。

梯⼦⾞試乗では、「こわーい」と声を出している⼦もいましたが、実際にヘルメットをかぶり、防⽔⾐を着⽤しての放⽔体験ではホースより出る⽔の勢いを⼿に感じ、的に描かれた炎を消そうと真剣な様⼦でした。うまく当てた時には「やったー」と無邪気な笑顔を⾒せていました。

救助演技を⾒学し、今回の各体験を通して、「消防⼠の仕事の⼤変さがよく分かった」「⽇頃から災害に備えておくことが⼤事と思った」など、防災について様々な思いを新たにした姿が⾒られました。

今回学んだ⽕災予防について、参加していない家族・友⼈等にも伝えて、より⼀層の防⽕活動に役⽴てて欲しいと願っています。


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豊中市全職員対象に救命講習を実施
⼤阪府 豊中市消防本部

豊中市消防本部は、8⽉11⽇(⽔)に市職員を対象にした普通救命講習を開催しました。個⼈の防災⼒を⾼めることを目的に、災害時や⽇常業務の中で負傷者に的確に対応できるよう、来年度末までに全職員を対象に⾏う予定で、この⽇が最初の講習となりました。

対象となるのは職員4,176名の内、医療従事者と2年以内に受講した職員を除く約2,700名と希望する非常勤職員となります。

市⺠に安⼼して市の施設を利⽤してもらうことや地震などの⼤災害に備えるため、すべての職員が応急⼿当の知識と技術を⾝に付けることを目的としています。この講習会は、年約30回実施する予定で、2年ごとに再受講し、学んだ内容を確実に実践できるようにしていくこととします。

市消防本部が講師を務めた初⽇の講習には、28名が参加し、約3時間の講習で、⼼臓マッサージと⼈⼯呼吸による⼼肺蘇⽣法や⽌⾎法などの応急⼿当を学びました。

消防本部は市⺠を対象にした応急⼿当講習会を⾏っていますが、前年度は255回、計7,862名が受講しています。

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第17回少年消防クラブ員研修会
島根県 雲南消防本部

雲南消防本部において、7⽉29⽇(⽊)8時30分より、第17回少年消防クラブ員研修会が開催されました。

この研修会は、少年期の防⽕教育の⼀環として消防への理解や関⼼を深めることを目的に雲南少年婦⼈防⽕委員会が主催し、雲南⼗町村内の少年消防クラブから⼩学⽣200名等が参加しました。

⼩学校4年⽣以上の児童が班ごとに分かれて、⼈形を使った救急法を研修し、消⽕訓練では⽔の⼊った消⽕器やバケツをリレーし、⼒を合わせることの⼤切さを学ぶ姿が⾒られました。クラブ員達は、はしご⾞体験、地震体験、消⽕訓練、訓練棟での濃煙体験などを通じて、防⽕の⼤切さや⽕の正しい使い⽅などを学んでいました。

また、研修は集団⾏動を通じて⼒を合わせることの⼤切さや協調性を養い、クラブ員と消防職員、クラブ員相互の親睦を深める狙いもあり、⽶をといだり野菜を切るなどして昼⾷のカレーライスを⼀緒に作り、後かたづけも全員で⾏いました。

この研修会を通じて、クラブ員の夏休みの思い出と消防への理解、防⽕防災に対する意識の⾼揚を図ることができました。

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少年消防クラブ1⽇署員
愛知県 豊⽥市消防本部

豊⽥市消防本部では、8⽉6⽇(⾦)10時より、消防本部庁舎内において豊⽥市消防署少年消防クラブ1⽇署員を開催しました。

これは、消防の仕事を体験してもらうことで、正しい理解を深めることを目的に⾏われており、少年消防クラブ員200名が参加しました。

猛暑の中での⼀⽇署員となり、屋内訓練場も熱気に包まれ最初の規律訓練からクラブ員達は、⼤粒の汗を流しての訓練が始まりました。

体験コーナーでは、各班のチームワークが⽣まれ、⾼さ25メートルの塔にロープをはって渡る訓練では、⼤きな声で応援ができ、クラブ員相互の親睦が図れました。参加したクラブ員からは、ロープ訓練を体験して「ロープが⾼いところにあるから、はじめは怖かったけど、実際にやってみたら思ったより簡単にできました。でも、毎⽇こんな訓練をしている消防署の⽅は⼤変だと思いました」との声が聞かれました。

その後、班ごとにロープ訓練、放⽔訓練、地震・煙・応急⼿当と訓練を⾏い、⼼肺蘇⽣法では命の⼤切さを学びました。放⽔訓練を終えたクラブ員は、「防⽔⾐を着たらとても暑く、またホースから⽔が出る時、⽔圧でものすごい反動があり、びっくりしました。消防の⽅が⼤変な訓練をして僕らの町を守ってくれることが分かりました」と話していました。

最後に終了証を⼿渡され、クラブ員にとって有意義な⼀⽇となりました。

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楽しく学ぼう︕(消防学校⼀⽇⼊校)
栃⽊県 宇都宮市消防本部

宇都宮市消防本部では、去る7⽉27⽇栃⽊県消防学校において消防学校⼀⽇⼊校を実施しました。

当⽇は、30度を超える猛暑の中、婦⼈防⽕クラブ員・少年消防クラブ員・幼年消防クラブ指導員合わせて400名が地元テレビ局の取材を受けながえら防⽕・防災に関する必要な知識・技術を学びました。

消⽕訓練・応急⼿当・非常⾷作り・諸⾏動体験・防災館体験の各研修コーナーでは、真剣に取り組む姿が印象的でした。

特に消⽕コーナーのバケツリレーでは、9つのチーム分かれ5つの的を倒す時間を競う競技形式としたため、初対⾯の⼈たちが協⼒して⼤きな声を掛け合い笑顔の中にも本番さながらの熱のこもった訓練となりました。

この催しは、防⽕・防災に関する必要な知識・技術を習得するだけでなく各防⽕団体相互の交流を深めることも目的としており、その目的は達成されたものと思います。

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泉佐野市消防⾳楽隊第5回演奏会を開催〜みんなに届け︕防⽕の願い〜
⼤阪府 泉佐野市消防本部

泉佐野市消防本部では、泉佐野市⽕災予防協会の後援を受け、演奏会を開催しました。

これは、広く市⺠に「消防」への理解を深めていただくため、また、⼀⼈でも多くの⽅に⽕災予防を訴えたいとの思いかた実施されてもので、今年で5回目の運びとなり7⽉16⽇(⾦)の午後6時30分から開催した泉の森ホール⼤ホールは、市⺠で満席となりました。演奏会は3部構成で、マーチに始まり歌謡曲まで、多彩なジャンルで校正され、特に第2部の「歌え︕紅⽩歌合戦」などは、幅広い年齢層の市⺠の皆様に楽しんでいただけるような選曲で会場を盛り上げました。

また、第3部では、粋な法被姿で繰り広げられる江⼾時代の町⽕消しでも有名な、はしご乗り演技に合わせ、和太⿎の演奏が⾏われたり、ステージ・マーチングでは、⽇頃、合同練習をしている泉南市⽴⼀丘中学校吹奏楽部員の友情出演もあり、勇ましい消防職員の演奏に華やかな⼦供たちの演出が加わり、会場を埋め尽くした観客達は、その熱演に新たな気持ちで「⽕災ゼロ」を誓っていました。

⽊ノ元正春消防⻑は、「発⾜して5年を過ぎたとはいえ、非番週休等の限られた練習しかできず、まだまだ未熟ではありますが、⽕災ゼロ、焼死者ゼロにかける熱意は常に前進しております。どうか、隊員のこの強い思いを受け⽌めていただき、より⼀層の⽕災予防にご協⼒をお願いします。」と語っていました。

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第15回泉佐野市総合防災訓練を開催
⼤阪府 泉佐野市消防本部

泉佐野市は、8⽉25⽇(⽔)の9時55分から第15回泉佐野市総合防災訓練を実施しました。

今年の訓練会場は、市⽴新池中学校のグラウンドで新池中学校区の12町会(⾃治会)や⾃主防災組織をはじめ、消防本部、警察等の防災関係機関を含め、19団体約700名が参加し、また、会場外では同時刻に市内の約300事業所が避難訓練等を⾏いました。

訓練は、南海地震を想定し、消防本部による救助救出訓練から始まり、災害対策本部を⽴ち上げ津波対策訓練や警戒区域設定訓練、初期消⽕訓練、⽔防訓練、ライフライン復旧訓練、炊出し訓練等を⾏い、最後に災害対策本部⻑等が復旧状況を視察し終了しました。

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