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2008年8月

10.地方からの便り

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福井県 嶺北消防組合

 当組合では、各家庭での火気を取扱う機会が多い女性を対象にした消火技術大会を毎年開催しています。今年は6月8日(日)福井空港駐車場にて開催、第30回の節目の年となり、参加者も昨年より大幅に増え、防火意識の広がりを強く感じられました。
 競技種目は一般初期消火の部、消火栓操作の部、団体バケツ消火の部と3部門に分かれて、どの競技でも日頃の練習成果を発揮、役割や連携もテキパキとした動きに、大会とは言え、甲乙付け難いチームばかりでした。
 また競技終了後には、奏功事例を交えた住宅用火災警報器の設置促進説明会を行いました。参加者は、帰り際に、会場の一角に設置された表示パネルを興味深そうに見ながら職員に質問する姿も見受けられ、初期消火の大切さや炎を早期に発見する為の住警器の必要性を広報出来た大会になりました。


一般初期消火の部 布をかぶせています

団体バケツ消火の部 バケツリレーは団結して

消火栓操作の部 火に見立てた的を目がけて放水

住警器の展示 競技後説明しました
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大阪府 熊取町消防本部


救命措置を行い、見事に男性の命を
救った大学生に感謝状贈呈
 平成20年6月、管内にある大阪体育大学のライフセービング部に所属する学生がJR熊取駅前を歩いていたところ、目の前の男性が突然倒れました。学生はとっさに通行人に119番通報を依頼するとともに、救急車が到着するまでの間、心肺停止状態であった男性に胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行い、救急隊に引き継ぎました。
 
 緊迫した状況のなか、迅速かつ的確な救命活動により、後日男性は、会話が可能な状態にまで回復されました。この功績をたたえて7月4日(金)感謝状を贈呈しました。
 感謝状を受け取った学生は、「男性が助かって本当に良かった。この経験で心肺蘇生法に自信がつきました。もしまた同じような場面に遭遇したら、積極的に救命活動を行いたいです」と話していました。

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島根県 雲南消防本部

 雲南防火委員会は、少年期における防火・防災教育の一環として、火の大切さや火の怖さを知り、クラブ員と消防職員のふれ合いにより消防への理解と関心を深め、集団行動を通して力を合わせることの素晴らしさや大切さ、人に迷惑をかけないといった社会性、協調性を養うことを目的とした「少年消防クラブ員研修会」を実施しました。

起震車による地震体験
 研修会は、雲南消防本部で7月24日に開催し、27クラブから174名のクラブ員が参加しました。
 この研修で、昼食用のカレーライス作り、消火栓を使用しての放水体験や水消火器を使用した消火訓練、起震車による地震体験、煙体験、救急法、水バケツリレーによる消火競争などを行いました。
 参加したクラブ員は、他の小学校のクラブ員や消防職員と楽しく過ごし、消防への関心を深めると共に、「あいさつの大切さ」、「命の大切さ」、「友達のすばらしさ」、「チームワークの大切さ」、「助け合うこと」などを学び、16時過ぎには修了証と参加記念品を手に消防本部を後にしました。


消火栓を利用した放水体験

参加したクラブ員で昼食のカレーライス作り
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