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2008年4月

5.住宅用火災警報器設置促進に向けて

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日本防火協会

 新築住宅には平成18年6月1日から「住宅用火災警報器」の設置が義務付けられましたが、既存の住宅についても各火災予防条例で定める日からの適用となります。
 また設置義務化に伴い、不適切な訪問販売などが発生することが予想されますので、「だまされない」よう注意しましょう。


住宅用火災警報器設置義務化開始年別マップ

資料:総務省消防庁より


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福井県婦人防火クラブ連絡協議会
会長 小川 英子


 福井県では、各地区の女性防火クラブ会長有志10名により「ファイアー・ビューティフル・ウーマンズ」を結成し、寸劇による住宅用火災警報器設置のPRを行っています。
 これまで、テレビや新聞等で火災により亡くなられた方のニュースを見るたびに、「火災警報器が設置してあったなら大切な命だけは助かったのではないか」と心を痛めてきましたが、"私たちの地元でこのような悲しい出来事が起きないように住宅火災警報器のことを皆さんに知らせたい"、そんな思いで「ファイヤー・ビューティフル・ウーマンズ」の活動を始めました。
 広報する主な内容は
 ・設置が消防法で義務付けられたこと
 ・火災の早期発見に効果を発揮すること
 ・それほど高価ではなく、個人でも取り付けられること
 ・悪質訪問販売の被害に遭わないようにすること
ですが、見ている方に分かりやすく身近に感じていただくため、とあるご近所を舞台にした寸劇を企画し、台詞は全て福井弁にしました。
 「住宅用火災警報器ってほんなええもんがあったんや~!どこに売ってるんやのぉ、おっせておっけのぉ。(=そんなに良い物があったんだ!どこに売っているの?教えてちょうだいよ。)」という具合です。
 また設置場所や感知器の種類などについて、内容を再確認できるようペープサートを使用して説明する場面も取り入れ、分かりやすく正確に伝えるための工夫をしています。
 初めての公演は、昨年10月の北陸中部ブロック婦人防火クラブ連絡協議会幹部地域研修会でしたが、その後、このような取り組みを知った婦人会から依頼を受けるようになり、現在も仕事や家事の合間を縫って練習を重ね、広報に出かけています。
 私たちの取組みで、住宅用火災警報器の設置が少しでも進み、住宅火災により亡くなる方がいなくなるよう願うと共に、今後も地域の防災力の維持向上に貢献できるよう婦人防火クラブの仲間たちと力を合せてまいりたいと考えております。
 次に寸劇台本の一部を紹介します。


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弘前地区消防事務組合

 弘前地区幼少年婦人防火委員会の主催、(財)日本防火協会が共催となり弘前文化センターにおいて「平成19年度防災研修会」を開催しました。
 八戸工業大学工学部機械情報技術学科講師 工藤祐嗣先生による「炎の生態を探る」と題した記念講演では、火の不思議、怖さについてユーモアを交えた分かりやすい講演でした。
 婦人防火クラブ員と消防本部職員による「住宅用火災警報器ってなんだの?」と題した津軽弁による寸劇では、住宅用火災警報器の必要性と重要性、さらには悪質な訪問販売に注意を促す内容で繰り広げられました。
 他に、幼年消防クラブ員による演技と住宅用火災警報器が当たる抽選会を行い、参加された皆さんが住宅用火災警報器と住宅防火の重要性について改めて認識を深め、今後、各地区地域の防火防災意識の普及啓発に努めるよう誓い、大変有意義な研修でした。


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