一般財団法人日本防火・防災協会

　３月２８日（金）１３時３０分より総務省消防庁地下２階講堂にて少年少女消防クラブフレンドシップ2008を開催、表彰式が行われました。少年消防クラブの育成発展に寄与するため、優良少年消防クラブ及び指導者の表彰を行うとともに、少年消防クラブ員の交流を通じて、活動の一層の活性化を図る目的で開催しました。
　少年消防クラブとは、主に１０～１５歳までの少年・少女により構成され、少年期から防火防災についての知識を見出すとともに、日頃から防火防災講習会などへの参加、火災予防ポスターの作成、防火パトロールや防火防災に関する研究発表会の実施などの活動を行う自主的な防災組織です。
　昭和２５年制度発足以来、少年･少女に地域での防火防災リーダーとなってもらうため、純粋な社会教育クラブとして活動が続けられており、平成１９年５月１日現在、全国5,519クラブ、約４３万人のクラブ員が各地域で火災のない明るい街づくりのために活躍しています。
　今年度から、自治体消防制度６０周年を記念して作成された全国消防イメージキャラクター「消太」をモチーフにした「ゴールド消太賞」を特に優良な少年消防クラブに、「シルバー消太賞」を優良な少年消防クラブに授与されます。
会長を務めます荒木慶司消防庁長官が主催者挨拶を述べた後、ゴールド消太賞（１８団体）、シルバー消太賞（２３団体）、特に優良な少年消防クラブ指導者７名が表彰されました。
　続いて（財）日本防火協会 秋本敏文理事長が「受賞された皆さん、おめでとうございます。また指導者の皆様に対しても感謝申し上げます。このような活動を行っている国は日本だけでなく世界ではドイツが盛んであり、規模は日本とほぼ同じです。日本との相違点は高校生までが参加している点です。皆さんの活動が火災による被害を無くすことに繋がり、ひいては地域の安全へと繋がります。活動を通して集団生活の基本（助け合い、責任感、連帯性など）を体験することは、意味のあることだと思います。将来にもこのような体験が必ずや活かせるでしょう（要旨）」と祝辞を述べられました。
　受賞者を代表して、岐阜県神戸小学校少年消防クラブの佐藤礼人（さとうらいと）君が謝辞を述べました。
　この後、東京消防庁音楽隊による音楽演奏、林家今丸さんの紙切りのアトラクションが行われ閉会となりました。なお、表彰団体及び表彰者は下記のとおりです。

＜表彰団体並びに表彰者一覧＞
○ゴールド消太賞受賞クラブ（１８団体）

○シルバー消太賞受賞クラブ（２３団体）

○特に優良な少年消防クラブ指導者（７名：敬称略）