「奇跡」の社会復帰へ

平成16年5⽉12⽇、浜野龍⼀さん(52才)は勤務先の朝礼中に急性⼼筋梗塞で⼼肺停⽌に陥り、元看護婦の同僚が⼼肺蘇⽣法を実施されました。
救急隊員が約2分後に現場に到着、⼼肺蘇⽣法及び除細動等を実施することによって、⼼拍を再開することに成功しました。救急要請時間から12分後のことでした。
浜野さんは、約1ヶ⽉の⼊院で後遺症もなく無事退院され、6⽉17⽇豊中市北消防署(署⻑ 辻幸雄)に⾃らの⾜で歩いてお礼に来られました。
幼年消防クラブ地区⼤会の開催
「ワッショイ、ワッショイ」⼦供たちの元気な掛け声と共に、⽕・⽤・⼼の神輿が宙を舞いました。
去る、6⽉16⽇(⽔)塩釜市体育館において、当協会の共催で20周年記念となる「幼年消防クラブ地区⼤会」が盛⼤に開催されました。


塩釜地区管内の幼年消防クラブ員約900名が集まり、クラブ員全員で遊戯を⾏い、20周年記念にクラブ員が和太⿎を披露し⼤きな歓声があがっていました。
そして、消防職員のはしご乗りなどが⾏われました。クラブ員達は楽しい⼀時を過ごし、最後に全員で「⽕あそびはしません」と⼤きな声で防⽕を誓いました。


福⼭市消防団災害情報配信システム運⽤開始
福⼭市消防団では、災害情報配信システム「パワフル消防団」を利⽤し⽕災時、登録団員の携帯電話に⽕災情報メールの⼀⻫配信を開始しました。
これにより管内で発⽣した⽕災情報を、いち早く多くの団員に短時間で伝えられるため、便利だと好評の声が多く寄せられています。
なお、今後は団員の召集・通常連絡等に活⽤していく予定です。
○特徴
<⻑所>
・操作が簡単なため、短時間で連絡可能。
・情報を確認した⼈を画⾯表⽰。
<短所>
・インターネット回線の影響で情報連絡が遅れることがあります。
○適⽤例
・⽕災発⽣時の連絡・召集。
・台風、⼤⾬等の警報発令時の連絡・召集。
・定例会合、会議等の連絡
岡崎市婦⼈⾃主防災クラブ員上級救命講習に取り組む!

岡崎市婦⼈⾃主防災クラブは、昭和56年8⽉、家庭の防⽕管理者である婦⼈、⾃ら防災意識の⾼揚を図ることを目的に家庭防⽕と家庭救急を2本の柱とし、クラブが結成されました。
当クラブは発⾜以来22年が経過し、この間に協議会の活動も年々活発となり、協議会としての⾏事はもとより、町内会の催しや各種諸⾏事に積極的に参加し、婦⼈⾃主防災クラブの存在を⽰すとともに、市⺠に対する防災意識の⾼揚に努めてまいりました。

その中でも特に救急法の講習においては、発⾜当時の昭和57年から⽇本⾚⼗字社の救急法救急員の適任証取得を⾏い、平成6年からは上級救命講習に切り替え、昨年度までの延べ受講者数は2,601⼈となり、クラブ員として⾃⼰の知識の向上と技術の習得はもとより、あらゆる場所でまた、いつでも即座に救命活動を⾏えるような体制作りをしてきました。
本年も、⼼肺蘇⽣法や⽌⾎法等を6⽉12⽇から7⽉20⽇までの間に9回実施し、172⼈のクラブ員が受講します。
第24回気仙沼本吉地区婦⼈防⽕クラブ連合会⼤会 防⽕のつどいin歌津

「防⽕のつどい」は、昭和56年8⽉に安全な地域社会づくりの願いを込め、気仙沼市・唐桑町・本吉町・志津川町・歌津町・津⼭町の1市5町の婦⼈防⽕クラブがひとつの輪となり構成された気仙沼本吉地区婦⼈防⽕クラブ連合会の⾏事として、会の発⾜当時から毎年実施されております。
この⼤会は、各クラブ相互の連帯と親睦を図ることを目的として実施されておりますが第24回目を迎えた今回の⼤会は、6⽉27⽇(⽇)に歌津町を会場に開催しましたが、今まで以上に感慨深い⼤会となりました。

全国的に進められている市町村合併は当管内でも着実に進んでおり、来年度には今まで⼀緒に歩んできた津⼭町が隣接する登⽶地域8町と合併し登⽶市になり気仙沼本吉地区婦⼈防⽕クラブ連合会から離脱することが決定しました。また、気仙沼市は唐桑町と本吉町との合併で気仙沼市に、志津川町と歌津町が合併して南三陸町になる新しい枠組みが進められていることから、1市5町での⼤会は今回が最後となったのです。
しかし、地域が違っても防災への取組みに対する姿勢に変わりはなく、今後とも相互に連絡協調を図り、更なる親睦を深めていくことを誓った⼤会となりました。
この⼤会は、家庭において⽕気を取り扱う機会が多い婦⼈が、防⽕、防災に関する知識を習得し、⽕災その他の災害から家庭を守り、安全な地域社会づくりを目指すとともに、各クラブ相互の連帯と親睦を深めることを目的として実施しています。

⼤会は、婦⼈防⽕クラブ員・地域住⺠・来賓等の550名が参加し、午前中は第1部の式典・意⾒発表、第2部はアトラクション、午後に講演会を実施しました。
第2部のアトラクションは、「津⼭町 別れても⼼はひとつ ⽕の⽤⼼」と、離れ⾏く津⼭町を惜しみながら、防⽕防災に対する意識の啓発を図る威勢のいい出し物も披露されるなど、各地区の防⽕クラブ員が唄や踊りを披露し⼤会を盛り上げました。
午後の講演会では、岩⼿県⽴⼤学の⾸藤伸夫教授による「津波、被害、そして対策」と題した防災講演が⾏われ、来るべく宮城県沖地震に備えるための、貴重な講話を聴講しました。
この⼤会を通じて、参加者全員が、防⽕意識の再認識と向上を図ることができ、さらに親睦を深め連帯感もより強固になったと思います。
特に、各クラブが⼯夫を凝らし発表するアトラクションでは、別れを惜しんで盛⼤に繰り広げられました。午後の講演会では、岩⼿県⽴⼤学の⾸藤伸夫教授の、来るべく宮城県沖地震に備えるための、貴重な講話を聴講しました。
この⼤会を通じて、参加者全員が、防⽕意識の再認識と向上を図ることができ、さらに親睦を深め連帯感もより強固になったと思います。
⽔の事故に備えて ⽔難訓練・⽔防訓練を実施

泉佐野市消防本部では、6⽉9⽇(⽔)、16⽇(⽔)、23⽇(⽔)の3⽇間、夏本番をひかえて⽔による事故を想定した救急、救助訓練を実施しました。
今回の訓練は「北中通漁港内で釣り⼈が1⼈、⾜を滑らせて海中に転落したのを近くにいた⼈から携帯電話で119番通報があった。」との想定で泉佐野市りんくう消防署から⾼規格救急⾞1台、救助⼯作⾞1台、⽔難救助⾞1台、さらに関⻄国際空港にある泉佐野市りんくう消防署空港分署からも⽔難救助⾞1台が参加して、アクアラング装備を着装した潜⽔隊員2⼈がバディを組み2班体制の4⼈で⽔中無線や⼈命検索⽤の器具等を使い、ヘドロで視界の悪い海底を検索した後、発⾒した要救助者1⼈を救急救命⼠がただちに⼼肺蘇⽣処置を実施しながら医療機関へ搬送するといった⼀連の訓練を本番さながらに実施しました。

泉佐野市消防本部の管内では、平成14年に7件、平成15年に6件、平成16年に⼊ってからでも3件の⽔難事故が発⽣しています。⽔難事故では、要救助者の発⾒、救助、医療機関への搬送等、1分1秒を争うために事故を発⾒したら迷うことなく119番通報(携帯電話でも通報可能です)をお願いします。
また、梅⾬の到来とともに、集中豪⾬による出動に対応するため、6⽉2⽇(⽔)から4⽇(⾦)までの3⽇間、中消防署において⽔防訓練を実施しました。
これは、⼤⾬等により市⺠の皆様から、⽔防出動の要請があった場合、⼀分⼀秒でも早い対応ができるよう毎年実施しているもので、ビニール袋の⼟嚢袋に砂を詰め、⼟嚢を作成するなどの基本訓練から、池等の堤から漏⽔が⾒られた場合の対処⽅法などの技術的な訓練、また、退院相互の連携した活動⽅法の再確認までを含めた訓練まで実施したものです。

泉佐野消防本部・⽊ノ元消防⻑は、「ここ数年、時間的な⾬が集中するケースが増え、出動要請が増えているように思う。少しでも多くの助けてほしいという期待に応えるため、市⺠の皆様には、これから気象情報等に⼗分に注意し、⾃らできる備えを先に実施して欲しい。」と語っていました。
危険物安全週間を前にガソリンスタンドの査察を開始

泉佐野市消防本部では、6⽉6⽇(⽇)から12⽇(⼟)までの⼀週間、全国⼀⻫に実施される危険物安全週間に先駆け、6⽉1⽇(⽕)から管内のガソリンスタンドを対象に査察を開始しました。
これは、気温の上昇に伴い、可燃性蒸気等が発⽣しやすくなる夏期を迎えるにあたり、危険物施設における事故防⽌の徹底や安全管理を広く呼びかけるため、この⽇から7⽉下旬までかけ、関⻄国際空港の危険物施設を含む管内39事業所に対し、査察を実施する予定です。
また、泉佐野市りんくう消防署空港分署は、平成16年6⽉2⽇(⽔)、3⽇(⽊)、4⽇(⾦)の3⽇間、関⻄国際空港株式会社が中⼼となって実施した教育訓練に協⼒参加した。
この訓練は、多数の旅客が利⽤する関⻄国際空港の防⽕意識の⾼揚と初期消⽕技術などの向上を目的として関⻄国際空港株式会社が例年実施しているもので、参加者は3⽇間で104事業所129名が参加しました。
訓練では、消防設備の維持管理と⾃主点検要領に関する講習を受けたのち、泉佐野市りんくう消防署内に併設されている泉佐野市防災学習センターにおいて、地震、煙及び初期消⽕などの体験を⾏いました。
また、実際の⽕災に備え、屋内消⽕栓や消⽕器の取扱訓練を実施し、参加者達は「空港を利⽤する⼈達の命を守ることも私たちの⼤事な仕事だ」と真剣な表情で訓練に取り組んでいました。


郡上地区危険物安全管理講習会
郡上地区危険物安全協会(事務局 郡上市消防本部)では、郡上市内の会員(121事業所)を対象に毎年危険物の安全管理に対する講習会を実施しています。
今回は、平成16年6⽉11⽇(⾦)に13時30分から16時00分まで、地下タンクからの油の流出事故を想定し、事故発⽣時の関係機関や事業所の対応⽅法を警察、建設事務所からアドバイザーを招いてパネルディスカッション⽅式にて実施しました。

