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2018年11月

1.「全国女性防火クラブの集い」及び「第19回応急手当普及啓発推進会議」を開催

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一般財団法人日本防火・防災協会

 平成30年10月4日(木)〜5日(金)、東京平河町のルポール麹町において、当協会主催「全国女性防火クラブの集い」及び「第19回応急手当普及啓発推進会議」を各都道府県女性防火クラブ連絡協議会会長及び副会長等役員総勢111名を迎えて開催いたしました。
 この集いは、平成25年12月成立の「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」の中で女性防火クラブが重要な存在として初めて法律に登場したことを受け、新たな決意のもと、全国の女性防火クラブの代表者が一堂に会し、日頃の活動の活性化と組織の普及を図ることを目的として開催しました。
−1日目―
【全国女性防火クラブの集い】
『開会挨拶』


秋本会長による挨拶
 はじめに、(一財)日本防火・防災協会 秋本敏文会長より主催者挨拶をいたしました。
 「昨年から今年にかけて各地で災害が多発しており、皆さんの地域でも被害に遭われた方がいらっしゃると聞いております。その様な中、本日全国からお集りいただき、ありがとうございます。多発する災害に対して自治体も様々な対策を施しておりますが、地域で隣近所の情報をよく知っておられる女性の存在が不可欠です。皆さんの力を最大限に発揮していただくためには、全国が一つに繋がることだと考えています。そのために、本日の『全国女性防火の集い』が皆さんの地域活動のエネルギーになることを願っています」と述べました。


大村 国民保護・防災部長による来賓挨拶
 続いて、公務のため欠席された石田真敏 総務大臣による来賓挨拶を、総務省消防庁の大村慎一国民保護・防災部長が代読されました。
 「女性防火クラブの皆様には日頃から地域の安心・安全のため防火対策にお取り組みいただき、ありがとうございます。平成16年住宅用火災警報器の設置が義務化された際には、各地の消防本部と連携して普及啓発に取り組んでいただきました。また日頃から地域の防災訓練にご参加いただくなど、地域の防災力の向上に大きく貢献をしていただいております。総務省としても引き続き、女性防火クラブの活動を支援してまいります」と述べられました。

『日本防火・防災協会 会長表彰』
 平成30年度日本防火・防災協会 会長表彰が行われ、7名の方が受賞されました。

受賞者
平成30年度(一財)日本防火・防災協会会長表彰

  • 富山県女性防火クラブ連絡協議会 会長 河上一子 氏
  • 宮城県婦人防火クラブ連絡協議会 副会長 八木彌生 氏
  • 栃木県婦人防火クラブ連合会 副会長 渋井美智枝 氏
  • 新潟県女性防火クラブ連絡協議会 副会長 西脇孝子 氏
  • 静岡県女性防火クラブ連絡協議会 副会長 木村淑恵 氏
  • 大分県女性防火・防災クラブ連合会 副会長 川野典子 氏
  • 沖縄県女性防火クラブ連絡協議会 副会長 上原美代子 氏
会長表彰の表彰式

−講演−
『女性の視点で防災を〜最近の災害が教えること〜』


山 国士舘大学教授による講演
 国士舘大学防災・救急救助総合研究所 山登 教授より、「女性の視点で防災」と題し、講演を行っていただきました。
 さまざまな災害を取材され、昼夜を問わず日本全国で起こる災害にどのように対応すればいいのか。先日発生した北海道胆振東部地震や大阪北部地震を例に挙げ、減災には地域の防災力が不可欠である。地域で取組むべき問題は、災害発生の事前の準備だけではなく、その後の対応にもあるのではないか。
 また、近年各地で多発する豪雨災害の地域の対応策等について紹介されました。

『住宅防火対策に係る最近の取組等』

鈴木 予防課長による講演
 総務省消防庁 鈴木康幸 予防課長より、昨年度までの住宅火災の発生事例や、現在までの状況、また、住宅火災における年齢別死者数では高齢者が圧倒的に多いことから、ストーブやコンロの防火対策、更に防炎製品やエアゾール式簡易消火器具の普及促進対策。全国の住宅用火災警報器(住警器)設置率の状況や住警器の電池切れ確認方法、連動型の住警器の必要性について講演を行っていただきました。



『住宅用火災警報器に関する取り組み等』

青木 住宅防火推進委員会委員長による講演
 日本火災報知機工業会 住宅防火推進委員会 委員長 青木良二氏から、「住宅用火災警報器に関する取り組み等」と題し、講演を行っていただきました。
 住宅用火災警報器の設置義務化から10年を迎え、義務化以降の住宅火災が減少している分析結果や、定期点検や本体の取替えの必要性等について、また、住宅火災による高齢者の逃げ遅れ対策等に推奨されている"連動型" 住宅用火災警報器の紹介をしていただきました。


『防火防災活動とクラブ運営』全体意見交換
 引き続き、鈴木予防課長と青木委員長を迎え、「防火防災活動とクラブ運営」と題し、日本防火・防災協会 西藤理事長をコーディネーターに、女性防火クラブ員全体意見交換会を開催しました。
 クラブ員の皆様からは住宅用火災警報器の適切な設置方法や連動型についての質問や、クラブの方々が取り組んでいる「住宅防火対策の取組」をご紹介いただきました。
 続いて「地域防災力の向上のために女性の力をもっと生かすために」のテーマでは、平成30年7月の西日本豪雨災害に見舞われ、実際に被災者として避難所を経験された岡山県女性防火クラブ連絡協議会 桑原会長から「避難所を運営する方の大半が男性であるなか、私たち女性が遠慮せず運営に携わりました。PTAの若いお母さん方にも協力していただき、男性では気が付かないような意見を取り入れてもらいました。59日間の避難所生活を終えたときには、当初は煙たがっていた男性たちから感謝の言葉をもらいました」と体験談をお話しいただきました。

全体意見交換の様子

−2日目―
【第19回応急手当普及啓発推進会議】
『(一財)救急振興財団 理事長による挨拶、救急講習会実施状況について』


佐々木 理事長による挨拶
 第19回応急手当普及啓発推進会議として行われ、(一財)救急振興財団 理事長 佐々木敦朗氏よりご挨拶をいただきました。
 「救急振興財団が委託させていただいている女性防火クラブ員普通救命講習会の受講者 毎年2千名近くの方々が参加されています。
 近年、火災などの消防活動は減少傾向にありますが、救急の出動件数は増加しております。そんな中で消防機関が到着する前にまず応急手当をしていただく。これこそが人命を救う、まず一歩だと考えております。今後とも私どもの事業にご尽力賜りますようお願い申し上げます。」と述べられました。

『平成30年度救急講習実施状況』

  • 新潟県女性防火クラブ連絡協議会 会長 鈴木良子 氏
  • 大阪府婦人防火クラブ連絡協議会 会長 田中夏美 氏

 2名の方々に発表をしていただきました。


鈴木 会長

田中 会長


−講演―
『救急現場から見た応急手当講習会受講の必要性』


白井 救急指導係長による講演
 川崎市消防局警防部 白井泰延 救急課救急指導係長より「救急現場から見た応急手当講習会受講の必要性」と題し、応急手当講習を受けた方の処置によって助かった命があることを紹介。胸骨圧迫やAEDを使用する事によって助かる命があることなどを、現場で培った事例を交えて説明していただき、救急隊到着前の応急手当の重要性などについて、講演していただきました。


『救急業務の状況等について』

守谷 理事官による講演
 総務省消防庁救急企画室 守谷謙一 理事官より、救急搬送と応急手当の状況や、近年増加する熱中症の予防について講演を行っていただきました。
 救急出動件数が年々増加しているなか、救急車の現場到着時間や病院収容までの時間が最長になっている問題、その中で一般市民が除細動を行った場合の生存率や社会復帰率の調査結果について、また、応急手当の種類や、外国人等と救急活動に係る円滑なコミュニケーション図れるよう、総務省が取り組んでいる施策について説明をしていただきました。

『閉会』
 最後に、(一財)日本防火・防災協会 西藤公司 理事長による閉会の挨拶では、日頃地域で活躍されている、全国の女性防火クラブ員の皆様へ感謝等を述べて2日間の会議を終了いたしました。


西藤理事長による閉会の挨拶

会場の様子

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