火災警報器PRハンドブック 〜火災を防ぐ「あたりまえ」を地域に!〜 TOPへ戻るはじめに
目次 第1章 第2章 第3章 第4章
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参考資料 〜火災・防火についてもっとわかるために〜
参考 地域と連携した活動例
地域と連携して広く活動している例は日本中に数多くあります。ここにあげている事例はほんの一例です。今回のようなPR活動を機に、地域を考える団体どうしが協力しあえれば、万が一の事態にも素早く連携がとれるかもしれません。
災害時要援護者の家具固定支援 (静岡県 佐久間町)
上市場地区の自主防災会は、各家庭での備えを徹底的におこなっています。家具の固定については、昭和61年ごろ自主防災組織で独自に家具固定金具等を集めて見本をつくり、それを九つの組にそれぞれ回覧して各家庭での必要なものを集約しました。それを購入して、訓練のときに一斉に固定をおこないました。高齢者の家庭など自分で固定ができないところには、自主防災組織の役員や消防署員が出向いて固定しました。
ひとり暮らしの高齢者への愛の一声運動給食サービス (愛媛県 上浮穴郡小田町寺村)
小田町寺村婦人防火クラブでは、毎年2月にクラブ員が地域に住むひとり暮らしの高齢者世帯を訪問し、クラブ員手作りの「お弁当(昼食)」を配布し、ゆっくりと時間をかけて高齢者の不安や困っている話を聞くとともに、住宅防火診断をおこなっています。この活動は婦人会と合同行事としておこなわれて、そのメリットを生かし、その年その年で自分たちで作った「生け花」や「座布団」を配布し、不足しがちな高齢者とのコミュニケーションに努めています。またこの活動で把握した高齢者の不安や困ったことについては、後日、役場、消防署、消防団員等でフォローし、解決に努めています。
京都市春日学区における要援護者の支援ネットワーク―防災訪問 (京都府 春日学区)
防災訪問は、各町(21ヶ町)の対象宅に、防火委員と町内ボランティアが訪問するという活動です(実施は年1回)。訪問はふれあい訪問の意味合いを持っていますが、訪問に当たっては、特製様式の用紙を持参して防災指導をするとともに、報告書を作成して管轄消防署の確認を受けるようになっています。
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