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4-1 婦人防災クラブとしての一般的活動内容




1 婦人防火クラブの一般的活動とは

一口に婦人防火クラブといっても、クラブ員の構成、組織の実情、財源の実態、活動の現状などは地域によって千差万別です。ことに、その活動の内容と範囲は、クラブによってことごとく違うといっても過言ではありません。その背景には婦人防火クラブの活動に対する考え方の相違があると考えられます。つまり、家庭防火という婦人防火クラブの本来の目的を達成するためだけの活動に限定すべきだとする考え方と、地域の安全防災のためにより幅広い活動を行ってよいとする考え方とがあると思います。

したがって、ここで「婦人防火クラブとしての一般的活動」として整理するとしても、それはそのような活動をすべきであると一律に決めつけるものではありません。むしろ以下では、いろいろな婦人防火クラブのかたちがあってよいという前提で婦人防火クラブの活動のいわば選択肢をまとめることにします。婦人防火クラブの今後の新たな活動の指針的なものとして、何らかの参考になるものと考えます。


2 防火・防災のための日常的実践活動

1,街頭などでの防火啓発
駅頭や商店街において、地域住民に防火チラシ、防火マスコット、風船、ティッシュペーパーなどを配布して火災予防を訴えます。商店街などの通りで幼少年も参加した防火パレードを実施するのもよいでしょう。時期は問わず随時実施すべきものですが、春・秋の火災予防運動期間中に集中的に行うのも効果的です。
○風船、ティッシュペーパーなどの配布は、地元の企業とタイアップしてやっているところもあります。

防火巡回
2,防火巡回
特に、夜間に「火の用心」を呼びかけながらの地域巡回が基本です。その他、随時、地域住民に防火の呼びかけをしたり、歩行中の喫煙をやめる運動を推進します。
○たばこのポイ捨てによる火災の防止。