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1-2 防災訓練の種類と訓練メニュー




事例紹介 地域の祭りなどを活用した活動PR(埼玉県・坂戸地区婦人防火クラブ)

婦人防火クラブが主催する防災訓練などに、より多くの参加者を集めるためにはどうすればよいでしょうか。訓練を通して活動を広げていくことはもちろんですが、さらに地域の催しなどにクラブとして積極的に参加し、その存在をアピールするのも効果的な方法です。

埼玉県の坂戸地区婦人防火クラブは毎年、「坂戸よさこい」の愛称で親しまれている「坂戸市民まつり」に参加して、火の用心の大切さを訴えています。よさこいに欠かせない鳴子を手に、そろいの防火はっぴを身にまとったメンバーは、沿道の声援を受けながら練り歩きます。祭りを通して交流することが、市民に防火意識の再認識をしてもらうよい機会となっています。

また、坂戸市の社会福祉協議会が主催する「福祉出会いの広場」にも毎年参加しています。花などを販売した収益を社協に寄付するほか、消防職員の協力を得て、来場者に住宅防火診断アンケートを実施、診断に基づく住宅防火相談に応じています。こうした地域の様々なイベントに参加することによって、クラブの知名度はぐんとアップ。住民にも参加を呼びかけて市内3か所で開く「婦人防火クラブ員救急講習会」には、クラブ員を含めて100人を超える受講者が集まるといいます。

同クラブの新井明子会長は「いろんな機会を積極的に活用し、市民との交流を心掛けています。そのような場で、ちょっとした防火の話ができるだけでも、地域との触れ合いになっていると感じています」と話しています。

「坂戸市民まつり」でよさこいを披露する坂戸地区婦人防火クラブのメンバー
「坂戸市民まつり」でよさこいを披露する
坂戸地区婦人防火クラブのメンバー